【新幹線焼身自殺】死亡した林崎春生容疑者（７１）　車内カメラにリュックからポリタンク取り出す様子［07/01］

★車内カメラにリュックからポリタンク取り出す様子
7月1日 13時01分

６月３０日、東海道新幹線のぞみの走行中の車内で乗客の男が油のような液体を
かぶって火をつけた事件で、１号車の車内のカメラに、男がリュックサックから
液体の入ったポリタンクを取り出す様子が映っていたことが、警察への取材で分かりました。
警察は男の自宅を捜索し、事件に至ったいきさつなどを詳しく調べています。
３０日昼前、神奈川県内を走行中だった東海道新幹線のぞみの車内で、
男が油のような液体をかぶって火をつけ、この男と乗客の女性の２人が
死亡したほか、乗客２６人が重軽傷を負いました。

警察は１日、死亡した乗客の林崎春生容疑者（７１）が住んでいた東京・杉並区の
アパートの部屋を捜索しました。林崎容疑者は、ポリタンクに入った液体をみずか
らかぶって火をつけたとみられていますが、１号車の車内のカメラに、林崎容疑者
がリュックサックから１０リットル入りくらいのポリタンクを取り出す様子が
映っていたことが、警察への取材で分かりました。映像には林崎容疑者が、
１列目と２列目の間付近の通路で自分に液体をかけている様子も映っていたということです。

林崎容疑者の知り合いの６０代の女性は、２９日の午後３時ごろ、林崎容疑者が
ポリタンク１つを持って歩いているところを見かけ、「何をするのか」と聞いたら、
「これからガソリンスタンドに油を買いにいくんだ」と答えていたと話していました。
倒れていた林崎容疑者の近くにはリュックサックと、一部が溶けたポリタンクが
残されていて、警察は、林崎容疑者がリュックサックにポリタンクを隠して新幹線に
持ち込んだとみて液体の成分を特定するとともに、入手したいきさつなどを詳しく調べています。

■桑原さんの遺族がコメント
死亡した桑原佳子さんの自宅マンションのエントランスには遺族のコメントが貼り出され、
「今は突然のことなので、何もお話しできる心境ではありません。今はそっとして
おいて下さい」と書かれています。

■勤務先「客の評判よく常連客多かった」
死亡した桑原佳子さん（５２）の勤務先によりますと、桑原さんは平成２０年から
整体師として勤務し、去年５月からは横浜市港北区の店で働いていたということです。
勤務先によりますと、桑原さんは客からの評判がよく、桑原さんを指名する常連の客が
多かったということです。桑原さんの同僚で、去年５月から一緒に働いていたという
原田琢真さん（２８）は「昨夜、桑原さんが亡くなったことをニュースで知り、
驚きました。最後にことばを交わしたのは先月２８日に出勤したときで、
『お疲れさまでした』という何気ない会話でした。桑原さんは静かで優しく、
施術も仕事も丁寧な人で、楽しそうに仕事をしていました。気持ちの整理がつかず、
何と申し上げていいのか分かりません」と話していました。

■ＪＲ東海「心からお悔やみ申し上げます」
ＪＲ東海は、１日午前、コメントを出し、「近くに乗車されてお亡くなりになられた
方に心からお悔やみ申し上げるとともに、けがをされた方にお見舞い申し上げます。
乗車していた方々も車内での移動などにご協力頂いたことに感謝申し上げます」としています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150701/k10010134441000.html

【新幹線焼身自殺】死亡した林崎春生容疑者（７１） 車内カメラにリュックからポリタンク取り出す様子 ［07/01］

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