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【日韓正常化50年】在韓被爆者へ「罪滅ぼし」 広島の医師 [06/22]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/22(月) 22:05:09.13 ID:???
★<日韓正常化50年>在韓被爆者へ「罪滅ぼし」 広島の医師
12:22毎日新聞

韓国在住の被爆者の渡日治療を親子2代で40年以上続ける医師が広島にいる。
「罪滅ぼし」と1972年に自費で始めた河村虎太郎さん(87年に73歳で死去)と、
その遺志を継いだ次男の内科医、譲さん(71)=広島市中区。日韓国交正常化から
22日で50年。譲さんは「日本での治療を希望する韓国の被爆者がいる限り、
活動を続ける」と話す。【石川裕士】

虎太郎さんは韓国で生まれ、旧京城帝大医学部を卒業。戦後帰国し、原爆ドーム近くに
内科医院を開いた。68年に広島であったシンポジウムで戦後帰国した在韓被爆者の
窮状を知り、医師団の一員として渡韓。そこで初めて、貧血など原爆の後遺症に苦しみ、
貧しさから治療さえ受けられない姿を見た。

在韓被爆者への補償について、日本政府は65年の日韓基本条約で「解決済み」との
立場だった。そのため虎太郎さんは、72年から自費で被爆者を日本に招き、治療に
当たった。「自分は韓国生まれの『侵略者』。韓国人の苦しみを知らなかった罪滅ぼし
の気持ちからだ」。虎太郎さんは譲さんの妻純子さん(68)にこう話した。

その後の日韓政府交渉を受け、在韓被爆者の渡日治療が81年に実現した。
しかし、入院は2カ月間に限られていた。「再度日本で治療を受けたい」との声に
応えるため、虎太郎さんは84年に「渡日治療広島委員会」を結成。86年の渡日
治療終了以降も、市民からの寄付を基に、民間レベルでの治療を続けた。

患者の悩みをじっくり聞く虎太郎さんの治療手法に、訪れた被爆者は「先生が自分の
言葉を受け止めてくれるだけで病気が治る」と喜んだという。

虎太郎さんが亡くなって以降は、譲さんが遺志を引き継ぎ、同委員会の会長を務める。
譲さんは「在韓被爆者は、日本が過去に何をしたかを知る歴史の生き証人」と語る。

同委員会は今年4月までに延べ569人の在韓被爆者を受け入れてきたが、
高齢化に伴い、現在は年間6人ほどに減少。当時乳幼児だった人や、胎内被爆者も多く、
被爆状況の聞き取りは難しくなっているという。

◇在外被爆者の7割韓国在住

広島市・長崎市原爆災害誌編集委員会が1979年に編集した「広島・長崎の原爆災害」
(岩波書店)によると、朝鮮半島出身の被爆者は、広島で約3万人、長崎で約1万人と
推計されるが、国は調査などを行っていない。厚生労働省によると、海外在住で被爆者
健康手帳を持つ「在外被爆者」は昨年3月時点で約4440人で、うち約7割の
約3050人が韓国在住。北朝鮮で暮らす被爆者の数は不明。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150622k0000e040160000c.html

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