2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【主張】香港長官法案 否決の意味は極めて重い [06/20]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/20(土) 14:32:19.49 ID:???
★【主張】香港長官法案 否決の意味は極めて重い
2015.6.20 05:02

香港のトップを選ぶ2017年の行政長官選挙をめぐり、形だけの「普通選挙」の
導入を狙った制度改革案が立法会(議会)で否決された。

否決されたのは、有権者に1人1票の投票権を与えながら、候補者は親中派の
指名委員会で選び、民主派を排除できるという仕組みだ。とても普通選挙とは呼べない。

議会が、中国の意向に沿って親中派長官しか選べない制度を拒否した意味は小さくない。

自由と民主主義という価値観を共有する国々には、住民たちが平和的な民主化
運動を続ける限り、支援する道義的な責任があることを忘れてはなるまい。

中国は1997年に香港が英国から返還される際、50年間は「一国二制度」の下での
「高度な自治」を保つことを約束し、香港の憲法に当たる基本法も、普通選挙の実施を目標としている。

恣意(しい)的な候補者選抜を許す制度は、「一国二制度」を骨抜きにする、明白な
「国際公約」違反にほかならない。中国と香港政府には、誰でも一定の条件を満たせば
立候補できる「真の普通選挙」を実現する義務がある。

この問題では、当局の決定に反発する民主派の学生や市民らが昨年9月から約2カ月半、
香港中心部で大規模な街頭占拠デモを続けるなど、反対運動は大きな盛り上がりをみせた。
しかし、親中派の梁振英行政長官は、妥協の姿勢をみせなかった。

「ニセの普通選挙」(民主派)を否決したといっても、次期長官選では現行制度が適用され、
親中派が多数を占める選挙委員会による間接選挙が続く見通しだ。香港の民主化運動の
行く手には依然、困難が待ち構えている。

香港が東アジアの国際金融センターとして安定して繁栄を続けてきたのも、「一国二制度」で
保障された司法や法治の透明性があったからだ。金融や貿易の機能、人材供給など、
中国本土にも大きな恩恵を与えてきた。

中国が都合良く香港の制度を曲げることは、やがて香港の衰退を招き、中国自身が困ることにもつながろう。

中国が強圧的な政策を続ければ、香港住民の民主化を求める声はより激しく再燃し、
香港の繁栄と安定を損ないかねない。まず、中国が民主派への譲歩を拒む姿勢を改めることが重要だ。

http://www.sankei.com/column/news/150620/clm1506200002-n1.html

総レス数 1
3 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200