2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【八鹿病院問題】「居場所ないので自分を始末します」勤務医が過労自殺 医療現場はブラック=H 「医師=聖職者」の呪縛 [06/17]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/17(水) 14:25:46.79 ID:???
★【関西の議論】「居場所ないので自分を始末します」勤務医が過労自殺 医療現場はブラック=H 「医師=聖職者」の呪縛
2015.6.17 07:00

人命と健康を預かる医師たちが、ブラック企業ならぬ「ブラック職場」で働いているとしたら、
患者は安心して病院に頼れるだろうか。公立八鹿(ようか)病院(兵庫県養父市)で勤務していた
男性医師=当時(34)=の過労自殺をめぐり、両親が損害賠償を求めていた訴訟は、
3月の2審判決で改めて病院側に賠償命令が出された。大学病院などで働く勤務医は、
慢性的な人手不足によって当直を含む長時間労働を強いられる傾向にあるが、
医師ならではの職業観が過労死・過労自殺のリスクを高めている可能性も捨てきれない。(小野木康雄)

■ごみ箱に破られたメモ

男性医師は平成19年10月、鳥取大から公立八鹿病院に派遣され、整形外科医として勤務。
鬱病を発症し、2カ月後の12月に官舎で自殺した。鳥取大では、付属病院の研修医だった
期間を含む2年余りの間、問題なく働いていた。

官舎のごみ箱からは、細かく破られたメモが見つかった。そこには、こう書かれてあったという。

〈僕は医者である前に人間として不適合者です 僕が社会参加するとまわりの人達に迷惑をかけます 
社会参加から離れ次の自分の居場所を見つけられません 居場所がないので自分を始末します〉

男性医師の過労自殺は22年8月、公務員の労災に当たる公務災害が認定され、両親は同年12月、
病院組合と医師である元上司2人を提訴した。男性医師がこの2人からパワーハラスメントを受けていたからだ。

26年5月の1審鳥取地裁米子支部判決は、病院組合と元上司2人に約8000万円の損害賠償を支払うよう命じた。

これに対し、今年3月18日の2審広島高裁松江支部は判決を変更。「過失相殺は認められない」
として賠償額を約1億円に増額した一方、地方公務員だった元上司2人は国家賠償法に基づいて、
個人としての賠償責任は負わないと判断し、病院組合にのみ賠償金の支払いを命じた。
男性医師側と病院側の双方が上告している。

2審判決で元上司2人が個人の賠償責任を免れたことについて、男性医師の母親(68)はこう批判する。
「若い勤務医たちの長時間労働がなくなり、心を豊かにして診療できる職場環境にならなければ、
裁判をした意味がない。2人の責任を問わなければ、再発防止につながらない」

■医師3人が半年で辞めたパワハラ

男性医師が通常では考えられないようなメモを残し、死を選ぶほど追い詰められたパワハラとは、
どのようなものだったのか。

男性医師は、回診中に看護師や入院患者の前で説教されたり怒鳴られたりし、介助の要領が悪い
という理由で頭をたたかれたこともあった。手術室では「田舎の病院だと思ってなめとるのか」
「両親に連絡しようか」と叱責されたという。

実は、男性医師の前に公立八鹿病院に赴任した医師3人も、半年間勤務した後、
パワハラを苦に相次ぎ病院を去っていた。

1、2審判決はともに「社会通念で許される指導や叱責の範囲を明らかに超えていた」と指摘したが、
とりわけ2審判決は「質問してきた新人医師を怒鳴ったり嫌みを言ったりして不必要に萎縮させ、
孤立させる職場環境にしていた」と元上司2人を批判した。

■「過労死ライン」の2倍を超える長時間労働

過酷な勤務によるストレスのはけ口として、立場の弱い部下にパワハラをすることは断じて許されない。
ただ、元上司2人の人間性だけが問題だったと結論づけるのは早計だ。

元上司のうち1人は男性医師が赴任する2年前の17年11月、病院に長時間労働の改善を求める
嘆願書を出していた。職場全体の慢性的な過重労働が続いてきた結果、男性医師に極端なしわ寄せ
がきた、ととらえる視点も必要ではないか。 >>2へ続く

http://www.sankei.com/west/news/150617/wst1506170005-n1.html

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/17(水) 14:26:07.73 ID:???
>>1より

男性医師の時間外労働は、赴任した19年10月が205時間、翌11月が175時間。
厚生労働省が労災認定の基準に用いる「過労死ライン」の月80時間に比べると、
実に2倍以上という水準だった。

残業や早出を繰り返し、日中の勤務時間は連日12時間以上に及んだ。診療科の整形外科としての
外来診察や手術以外にも、救急業務があったからだ。夜間緊急時に呼び出される「オンコール」は
頻繁ではなかったとはいえ、勤務時間外や休日に月12回の待機当番があり、連絡を受けて出勤
することも、もちろんあった。

自殺する20日ほど前、男性医師はある医療スタッフに「仕事量が多すぎてしんどい。
自分の能力を超えている」などと打ち明けていた。このスタッフは元上司2人に相談して
みるよう助言したが、男性医師はこう答えたという。

「ほかの医師たちも精いっぱいの仕事をされていて、余力がないことは分かっている。
自分の能力不足を理由に、仕事を減らしてほしいとはいえない」

■勤務医の46%が「健康に不安」

この男性医師に限らず、どんな勤務医も、患者の命と健康を第一に守るという使命感を
もって医療行為に臨んでいることだろう。

だが、自己犠牲をいとわない勤務医たちの献身に頼って24時間体制の医療サービスが
成り立っているのだとしたら、いびつな構造だといわざるを得ない。

大阪大法科大学院の水島郁子教授(労働法・社会保障法)は、日本労働研究雑誌
(平成22年1月号)に寄せた論文「勤務医に関する労働法上の諸問題」の中でこう指摘している。

〈医師がいつ何時も患者のために働くべきであるとの価値観を生みだし、医師を聖職視することにもつながっている〉

〈医師の特性は、医師という職業が特別であり、労働法上の諸問題とは無縁であるとの評価につながりやすい〉

「諸問題」の中で特に注目すべきなのは、長時間労働を生む勤務医特有の勤務体制だろう。

21年に結成され、全国の勤務医が個人加盟する労働組合「全国医師ユニオン」が24年、
勤務医や研修医ら約2千人を対象に行った労働実態調査によると、当直時に通常業務を
行っている勤務医・研修医は85・3%。当直明けの日は79・4%が通常通りの1日勤務に
当たっていた。これは「日勤−当直−日勤」という30時間以上の連続勤務を意味している。

さらに、勤務医・研修医の46・6%が健康に何らかの不安を抱え、61・7%が離職を
考えた経験があった。とりわけ精神科医は、過重労働やパワハラに苦しむ労働者たちの
「心の健康」を支える役割があるのに、他の診療科に比べて離職を考える傾向が強い
−というブラックジョークのような実態まで浮かび上がったのだ。

調査では、医療ミスが起きた場合に考えられうる原因(複数回答)も尋ねている。
それによると、最多は医師の負担増(57・5%)と時間不足(同)で、スタッフ不足
(55・7%)、過重な業務と疲労(55・0%)がこれに続いた。

埼玉県内の病院で勤務医として働く全国医師ユニオンの植山直人代表(57)はこう指摘する。

「日本では医療事故の原因として、医師の過重労働による疲労や判断ミスは一切考慮されてこなかった。
これからの医療事故調査には、こうした視点を含める必要がある」 >>3

3 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/17(水) 14:26:14.24 ID:???
>>2より

■届きにくい勤務医の声

今年4月11〜13日、京都を中心に関西一円で開かれた「第29回日本医学会総会2015関西」。
「医学と医療の革新を目指して」とのメーンテーマに沿って、医師の「働き方」に関するフォーラムも行われた。

テーマは「女性も男性も質の高い働き方ができる時代をめざして」。女性医師が出産や育児と
キャリアアップを両立させるための取り組みなどが紹介されたが、男女がともに過酷と感じて
いるはずの長時間労働をいかに改善するかについては、どの登壇者からもほとんど言及がなかった。

ただ、登壇者の中で唯一、医療関係者ではなかったNPO法人ファザーリング・ジャパンの
安藤哲也代表理事(52)は「女性が活躍するためには、男性の育児参画の推進と、
残業のない働き方への転換が必要だ」と強調した。

こうした取り組みは一般企業で重要性が認識されてきたとはいえ、医療現場に持ち込むのは
まだ早いのかもしれない。勤務医を労働者ではなく、自己犠牲が当然とされる「聖職者」
として扱う風潮が、やはり根強く残っているからだ。

全国医師ユニオンの植山代表は、勤務医の労働環境がなかなか改善しない理由の一つに、
医療政策を立案する役割を果たす日本医師会の欠陥≠挙げる。

26年11月現在の日本医師会の会員数は16万5955人で、うち勤務医は7万8646人
(47・4%)。だが、理事15人のうち勤務医はわずか1人にすぎない。それも26年6月に
ようやく勤務医枠として1人分が設けられたのだという。

横山代表は「医師会の大勢を占める開業医にとっては、いかに地域医療を守るかが大切。
病院経営者は、行政からの要請に沿って救急搬送を断らずに頑張ろうとしている」と前置きした上でこう語る。

「過重労働の解消を願う現場の勤務医たちの声は、届きにくい」

悲劇を繰り返させないためにも、患者の命と健康を守るためにも、勤務医の労働環境の改善は
社会全体の課題としてとらえるべきではないか。 (了)

4 :名無しさん@13周年:2015/06/17(水) 14:27:51.62 ID:w4dT2PM4D
だからこれは「ブラック問題」じゃなくて「部落問題」だっつーの

5 :名無しさん@13周年:2015/06/17(水) 16:57:36.19 ID:i9xvLyfMe
八鹿だからな

何があっても驚きはしないよな

6 :名無しさん@13周年:2015/06/18(木) 08:57:55.29 ID:o7MxDHUZ5
若いうちに頑張らない奴は歳食って使い物にならない。

総レス数 6
9 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200