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【国際】米国もとうとう「韓国にはうんざり」 中国の脅威増大で日韓関係の改善を望むオバマ政権 古森義久 [06/17]
- 2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/17(水) 01:05:09.41 ID:???
- >>1より
■オバマ政権が求める米韓関係の好転
ケリー論文は以上のような諸点に触れながら、
米国側の認識が韓国にとって不利になってきたことを強調する。
「韓国は最近、日本との間の(歴史問題をめぐる)グローバルな認識の戦いで
敗北しつつあるようだ」
確かにワシントンでの東アジアに関するシンポジウムなどでは、前述のアーミテージ
元国務副長官らも慰安婦問題について韓国側の主張を批判的に取り上げ、
この問題解決には韓国側による日本への譲歩も必要だと述べるようになった。
また、米国の日本研究学者を中心にヨーロッパやオーストラリアなどの学者400人以上が
日本の歴史認識について出した声明でも、慰安婦問題について、初めて日本だけでなく
韓国や中国の側のナショナリズムによる悪用を指摘し警告した。
ケリー論文は、米国での韓国批判の高まりと、オバマ政権の対中政策の変更を
次のように関連づけている。
「中国の南シナ海での行動などにより、オバマ政権が中国の『平和的台頭』を信奉する
時代は完全に終わり、中国との対立が顕著となった。その場合、米国にとって、
アジアでの安全保障上の要となる日本の役割は決定的に重要となる。
日本は、米国のアジアにおける中国に対する防衛努力の防波堤となるのだ。
米国の防衛努力は、韓国の安全保障を確保することも対象にしている」
だから、米国の防衛努力の受益者である韓国が、米国がいまや最も頼りにする
日本を叩き続けることは、オバマ政権にとっても困る、というわけである。
■「日本への圧力は反発を強めるだけ」
ケリー論文は、日韓両国間の歴史問題で、米国が韓国を支持しなくなってきた
ことの背景として、韓国の対日姿勢の問題点を以下のように指摘していた。
「韓国側は日本に対して、国家や国民全体が一枚岩のようになって歴史問題について
謝罪することを求めてきた。日本国内の誰もが謝罪することに揺るぎなく賛成することを、
韓国側は期待する。だが、日本のような開かれた言論や思想の自由な国では、
そんなことは不可能に近い」
「私自身も日本の歴史認識には批判すべき点があると感じる。
だが、日本側に真の反省や謝罪を期待するのに、外部から(これまでの韓国のように)
圧力をかけても、うまくはいかない。日本人自身がそうした反省を抱くようにならない限り、
外部からの圧力は日本側の民族主義的な反発を強めるだけとなる」
韓国がそれでもなお日本に戦争や朝鮮半島統治に絡む謝罪を要求し続ければ、
日本側に「韓国疲れ」が出てくるのは当然だということだろう。その「韓国疲れ」が
米国にまで広がったとなれば、韓国にとっては事態は深刻だと言えよう。
■韓国でも聞こえてきた反省の声
ケリー論文はそんな韓国側の反応について以下のように記していた。
「韓国の与党セヌリ党の代表は、シャーマン次官の発言に対して『韓国の歴史問題での
被害者の立場を、米国が無視するならば、もう世界の警察官としての影響力は失うことになる。
米国が韓国の歴史問題への関心をなくすならば、米国の国際的な覇権がなくなることにもなる』
と反撃していた。だが、こうした態度こそが米国に『韓国疲れ』を感じさせる原因なのだ」
さらにケリー論文は、韓国においても、これまでの反日一辺倒の対外政策への反省が
出てきたことを指摘していた。その反省が米国での「韓国疲れ」への対策にもなる、というわけだ。
論文では次のように記述している。
「韓国のハンギョレ新聞の社説が、これまでの韓国ではまず考えられない政策提言をしていた。
『韓国は対日政策を、もう戦争時のレンズだけで見つめて構築するのはやめるべきだ』という提言だった。
やはり、いまの米国の韓国に対する批判を重く見ての反応だろう」
なんといっても韓国にとって最も重要な国は同盟国の米国である。在韓米軍の抑止力によって、
韓国の国家安全保障を長年支えてきたのが米国なのだ。その米国で「韓国疲れ」が広まると、
さすがに深刻に考えざるをえないだろう。
米国側の「韓国疲れ」の原因が韓国の長年の対日姿勢であれば、その対日姿勢に変化が
起きるかもしれない。つまり、日韓関係はいまや重大な転機を迎えつつあるかもしれないのだ。(了)
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