2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【社会】尖閣・南西諸島を守るために必要な兵器は何か 軍事評論家・岡部いさく氏に聞く

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/16(火) 13:32:18.23 ID:???
★尖閣・南西諸島を守るために必要な兵器は何か(上)
軍事評論家・岡部いさく氏に聞く
ダイヤモンドオンライン編集部 2015年6月16日

日本の安全保障を考える上で、「島嶼防衛」は中心的なテーマである。
具体的に想定されているのは、尖閣諸島や南西諸島などへの、中国の軍事侵攻という事態だ。
現在国会で審議中の安保関連法案や、近年の自衛隊の装備調達でも、これが大きく意識されている。
では、政治的な議論を離れて、純粋に「軍事」という観点で見たときに、重要なのは何か。
軍事評論家の岡部いさく氏に聞いた。週刊ダイヤモンドの特集「陸vs海vs空 乗りもの王者決定戦」
との連動企画。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 河野拓郎、週刊ダイヤモンド 千本木啓文)

■「島に来た敵を排除せよ」そこで必要になる兵器とは?

──島嶼防衛のために、重要な装備や技術とは何でしょうか。

まず、具体的にどういうシナリオなのかを考えなければなりません。島嶼防衛という話は
よくされていますが、それがいま一つ見えてこない。日本のどこかの島に、どこかの国が
上陸して占領する、それを奪い返しに行く──といった状況なのでしょうが、いきなり敵が
やって来るということは考えにくい。そうなる前にもっと色々なことが起きます。

例えばロシアのクリミア侵攻がそうであったように、民兵や現地の反政府勢力を装った
得体の知れない武装勢力をまず送り込み、既成事実を作った上でその支援要請を受けて
本格的な軍隊を送り込んでくる、というやり方もある。

島であれば、漁船が台風からの避難という名目で大挙押しかけて来たが、それが実は自動小銃や
大砲を持った武装勢力だった、ということもあり得ます。それを警察や海上保安庁が排除
しようとしたところが、向こうから“漁民を守るため”に軍隊が来て、対抗して自衛隊が出る、
といったシナリオが一つ考えられます。

ともかく、島に他国の軍隊がやって来て、それを日本が実力で排除せねばならない
事態になったとしましょう。

そうした場合に必要なのは、着上陸、つまり陸上に部隊を送り込むことです。
送り込まれるのは陸上自衛隊でしょう。九州にある「西部方面普通科連隊」が、
着上陸に特化した部隊としての訓練を行っています。

その手段となるのが、ヘリコプター、陸上自衛隊に今度導入されることになった「MV-22 オスプレイ」、
そして海上自衛隊の輸送艦です。「おおすみ型」の輸送艦は、上陸用の舟艇や「LCAC」という
ホバークラフトを搭載しています。

http://diamond.jp/articles/-/73270

■陸海空を動員する総力戦になる

他方、上陸させるものとしては、兵員だけでなく、防衛省が開発中の「機動戦闘車」などの
車両も送り込む必要があるかもしれません。

──戦車ではないのですか。

戦車はどこでも走れ、火力も防御力も高いという利点はあるのですが、重くて燃費が悪く、
輸送にも補給にも手間がかかります。その点、8輪の機動戦闘車は機動力と火力を兼ね備えています。
105mm砲を持っているので、敵の歩兵部隊や装甲車くらいなら十分対処できる。相手に戦車
が出てくるとわかりませんが、戦車を上陸させるのが大変なのは敵も同じですから。

もちろん、そうした着上陸作戦を行うに際しては、敵の飛行機を近寄らせないために航空自衛隊が
働かなくてはなりませんし、敵の輸送艦、潜水艦などの部隊が近寄らないよう、海上自衛隊の
護衛艦も出て行かなければなりません。自衛隊の輸送艦を空からの攻撃から守るために、
海上自衛隊のイージス艦、航空自衛隊の早期警戒機も行かなくてはいけない。さらにそれらの
航空機を支えるために、空中給油機も必要です。普通科連隊の兵員だけで済む話ではない。

──ほとんど総合的な戦力になるということですね。今までの自衛隊になかったものとしては、
お話に出たオスプレイや機動戦闘車、水陸両用車でしょうか。

水陸両用車はアメリカ製の「AAV7」を52両調達予定です。同国の海兵隊が1970年代から使って
いるもので、アメリカも何度か新型を作ろうとしているのですが、なかなか予算が付かず、
“これでいいじゃないか”と使い続けています。色々と改良はされていて、装甲から武装、
通信装置まで最新になっています。 >>2へ続く

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/16(火) 13:32:25.04 ID:???
>>1より

──これは輸送艦などで近くまで持って行って、そこから海上を自走して上陸するという
使い方になるのですか。水上での速度も時速13kmと遅いですが。

そうです。何しろ基本は装甲車ですから、水上では高速は出ませんし、波が荒いと走れません。
水上に出ている部分はごくわずかで、ほとんど沈んでいるような状態ですので。用途としては、
兵員を乗せて上陸させることです。また機関銃や、グレネードランチャーという手榴弾のような
小さな砲弾を発射する装備があるので、上陸した部隊を火力支援するくらいのことはできます。

http://diamond.jp/articles/-/73270?page=2

■はるか沖合から迅速に兵力を送れるオスプレイ

──硫黄島の映画などを見ると、上陸する側に人的被害が多いようです。

太平洋戦争のときは大変でした。迎え撃つ側が上陸地点を予想してしっかりした
防御陣地を築いていましたから。そうした轍を踏まないために、もしどこかの島を
奪われたとしたら、防御陣地を築かれないよう素早く対応するのが重要です。

また、水際から上陸するのはもちろん、空中から敵の背後に降りることですね。
この場合、陸上自衛隊の「CH-47」、「UH-60」などの輸送ヘリコプターで空から
兵力を送り込むことになります。大型のCH-47は、ジープのような軽車両なら積めますし、
大砲などを吊り下げて運ぶこともできます。

もっとも、ヘリコプターは航続距離が長くないので、尖閣諸島や南西諸島に九州から
直接飛んで行くようなことはできません。海上自衛隊の輸送艦に載せて運ばなくてはならない。

その点、オスプレイは作戦行動半径が600kmくらいあり、巡航速度も時速450〜500kmくらいと
ヘリコプターの倍近くスピードが出ます。つまりオスプレイなら、目的地の島のはるか
沖合から発進させて短時間で兵を送れるわけです。作戦行動半径とは、目的地まで行って
ある程度──例えば15分といった作戦行動をして基地へ帰ることができる距離のことですが、
600kmあれば沖縄本島から発進して尖閣諸島まで十分可能です。(以下略)

http://diamond.jp/articles/-/73270?page=3

3 :名無しさん@13周年:2015/06/16(火) 13:52:43.58 ID:ye4tFpqyZ
尖閣以外の島にも気をつけねば

総レス数 3
6 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200