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【社会】ダビンチの「糸巻きの聖母」日本初公開へ [06/16]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/16(火) 11:47:30.59 ID:???
★ダビンチの「糸巻きの聖母」日本初公開へ
6月16日 5時17分

ルネサンスを代表するイタリアの芸術家、レオナルド・ダビンチが描いた油彩画
「糸巻きの聖母」が来年、ヨーロッパ以外では初めて東京で一般に公開されることになりました。
「糸巻きの聖母」は16世紀初めにレオナルド・ダビンチが描いた油彩画で、
十字架を思わせる糸巻きの棒を手にした幼いイエスと、その姿を優しく見守る聖母マリアが描かれています。
現在、確認されているダビンチの油彩画の中でも保存状態がよく、描かれた当時の姿を残しているとされています。
この作品は2003年にスコットランドの城から盗み出され、推定3000万ポンド
(当時の日本円でおよそ55億円)の絵画の盗難事件として世界的に大きく報道されました。
その4年後に無事見つかり、現在はスコットランド国立美術館に展示されています。

来年が日本とイタリアの国交樹立150周年に当たることなどから今回、
特別に日本での公開が決まったということで、この作品がヨーロッパ以外で公開されるのは初めてです。
ダビンチの研究家でレオナルド・ダビンチ理想博物館のアレッサンドロ・ベッツォージ館長は、
「この作品にはダビンチの芸術、哲学、科学がすべて集結している。これまで所蔵されている
場所以外で公開されたことはほとんどなく極めて珍しい機会だ」と話しています。
「糸巻きの聖母」は来年1月16日から東京・墨田区の江戸東京博物館で開かれる
ダビンチの特別展で一般公開されることになっています。

◆「糸巻きの聖母」の魅力
「糸巻きの聖母」は同じ構図の油彩画が、ほかにも数多く残されていますが、
2点がレオナルド・ダビンチの作品とされています。
このうち、日本での公開が決まったのはスコットランドのバクルー公爵家が所有する
「糸巻きの聖母」で縦48.3センチ、横36.8センチの大きさです。

作品の背景は後に別の画家が描き足したとみられていますが、主題である聖母マリアと
幼いイエスの姿はダビンチ自身が描いたもので、絵の具を薄く重ね塗りして深みを表現する
「スフマート」という技法で描かれた聖母マリアの表情や、幼いイエスの体の躍動感などに
ダビンチの特徴が現れています。

また、手前に描かれた岩は地質学的に正確な描写がされていて、ダビンチの博物学者
としてのこだわりが感じられます。さらに構図にも象徴的な意味が込められていると
考えられています。イエスが手にした「糸巻き」は糸を紡ぐための道具で、
これはイエスが世界の運命を紡いでいくことを暗示しているとされています。
また、幼いイエスを気遣うように差し伸べられた聖母マリアの右手は将来の
イエスの受難を予感させる表現だと言われています。

現在、この作品を展示しているスコットランド国立美術館のエイダン・ウェストン
=ルイス主任学芸員は「この絵に込められた象徴性と表現技法はラファエロのような
同じルネサンスの偉大な画家にも大きな影響を与えた。細部まで科学的に描かれた
この作品は、自然を研究したレオナルド・ダビンチの芸術の特徴をよく示している」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150616/k10010115631000.html

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