2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【社会】「ABC以下の評定をしてはならない」骨抜きにされた勤務評定…日教組の反対闘争で教育現場混乱 [06/13]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/13(土) 14:22:38.58 ID:???
★【日本人の座標軸(48完)】「ABC以下の評定をしてはならない」骨抜きにされた勤務評定…日教組の反対闘争で教育現場混乱
2015.6.13 11:00

私は38年間、兵庫県立高校や兵庫県教育委員会事務局などに勤務した。
振り返ると、明るい出来事ばかりではなかった。教諭の頃、ストライキなどの闘争が絶えず、
悩み苦しみ、教員を辞めようと思ったこともあった。どうしても許せないことが幾つもある。

昭和31年、勤務評定が実施されたが、日教組を中心に約40年間、反対闘争が続いたのであった。
もう一昔前のことだが、事実であるから書いても許していただけるであろう。

私は教職に就いてから15年経って、県教委の指導主事の採用試験を受けた。
学級担任ができれば何も不満はなかったのだが、組合と管理職が対立し、
争いが絶えない現場がいやになっていた頃、校長の勧めで指導主事の採用試験を受けた。

いきなり本庁の指導主事になって5年後、但馬教育事務所に転任になり、管理主事に任命された。
当時、給与改定をめぐって、毎年のようにストライキが行われた。但馬の公立小・中学校では、
勤務評定が完全に形骸化していた。この件で、どれほど無意味なことが行われていたかを紹介しよう。

組合は「勤務評定で差をつけてはならない」として校長に圧力をかけていたのである。
教諭の勤務評定書は、【1】勤務の状況について8項目【2】特性・能力についての12項目からなり、
(1)学級経営(2)学習指導(3)生活指導(4)評価(5)研究修養(6)校務処理の6項目について、
A=優秀▽B=やや優秀▽C=普通▽D=やや劣る▽E=劣る−の5段階で評価することになっていた。

ところが「A・B・C以下の評定はしてはならない。Cは2つ以上つけてはならない。平等評定にすること」
と組合が機関決定していた。しかも校長が市町教育長に提出する前に、本人に評定書を見せて、
約束通りになっているか確認してもらわないと提出できなかったのである。

完全に骨抜きにされていたと言ってよい。児童生徒を評価する教師が、自らが評価されるのを拒む
ということに矛盾を感じないのは一体どういう神経か。レフェリーがいないスポーツのようなものだ。

関連してもう一つ書き残しておかなくてはならないことがある。管理職(校長・教頭)登用試験を
受けるには、兵教組の事前了解が要ったのである。教員は「私が管理職になったら民主的な学校経営を
します」という趣旨の誓約書を分会長(各学校の組合役員のトップ)に提出しないと受験できなかったのである。

いや、これは兵庫県だけでなく、北海道、広島県、福岡県など“組合御三家”といわれた道県では
似たり寄ったりのことが行われていた。現に福岡県などでは、組合の了解を得ていない人が校長になると、
赴任拒否闘争が展開されたことがあったのを忘れない。逆に組合活動に熱心であった人が管理職に
採用され、心配したことがあった。

誠に残念なことだが、こうしたことは但馬でもあったのである。
ある校長先生が歯ぎしりしながら、涙ながらに私に話されたことがあった。

全国的にこうしたムードの時期があったのは事実である。類似したことは枚挙にいとまがないほどある。
後は産経新聞出版発行、一止羊大著『学校の先生が国を滅ぼす』、阿比留瑠比著『民主党と日教組』
に譲るので、ぜひ読んでいただきたい。



ご愛読ありがとうございました。足立勝美氏は5月8日に死去しました。ご冥福をお祈りします。

■足立勝美(あだち・かつみ) 兵庫県立高校教諭、県立「但馬文教府」の長、豊岡高校長などを務め、
平成10年に退職。24年、瑞宝小綬章受章。『教育の座標軸』など著書多数。個人通信「座標」を
ホームページで発信。養父市八鹿町在住。鳥取大農学部卒。

http://www.sankei.com/west/news/150613/wst1506130003-n1.html

2 :名無しさん@13周年:2015/06/13(土) 19:05:06.27 ID:IyC06Renb
貴重な証言。記録しておこう。

広島も世羅郡のケースとともに、後世に残さねばならん。

総レス数 2
4 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★