【社会】“好き者達”の集団が人気混浴温泉を蹂躙　目撃者が語る衝撃の光景

★“好き者達”の集団が人気混浴温泉を蹂躙　目撃者が語る衝撃の光景
2015.06.11

純粋に温泉を愛するファンにとっては、迷惑以外の何者でもない。
今月１日、栃木県那須塩原市にある共同露天風呂が、惜しまれながら閉鎖した。
原因は施設が男女混浴であるのをいいことに、一部の男女が「風紀を乱す」行為に
及んでいたためだ。だが、こうした問題行動は他の施設でも起きていた。
目撃者が語る衝撃の光景とは－。

渦中の那須塩原市には集落ごとに共同風呂があり、閉鎖された「不動の湯」
（同市塩原福渡。入浴料２００円。午前６時～午後９時）もその１つだった。
温泉街から少し離れた森のなかにあり、野趣あふれる温泉として、
遠方からやってくるファンもいた。

状況を一変させたのが、１年ほど前から現れた男女十数人のグループ。
定期的に集まってはくんずほぐれつにふけり、観光客らから行政や
観光協会に苦情が寄せられていたのだ。

施設を管理する福渡町内会の田代茂樹会長によると「１年ほど前から、
風呂で本番行為をするカップルと、それを眺める中年男性の一団が現れた。
女性が縄で縛られていたという目撃例もある。私も２０代ぐらいの若い女性が、
何人もの男性に囲まれているところを目撃した。明らかに雰囲気がおかしいので
『ヘンなことしてないですよね？』と声をかけたことがある。
彼らは『何もしてないですよ～』と、とぼけていたが…」と振り返る。

このグループとは別にアダルトビデオの撮影に関する報告もあったという。

好き者達のいかがわしい行為に温泉地としてのイメージに傷が付きかねず、
管理する町内会は無期限閉鎖を決定。現在、お湯はすべて抜かれた状態になっている。

実は今回の事態からさかのぼること２年前、関東地方の別の温泉でも
似たようなことが行われていた。目撃者が語る。

「そこはネット上で『露出狂や乱交趣味の男女のたまり場』とされていて、
こわいもの見たさで足を運んだ。施設は屋内に湯船が設置されており、
外部からは何をやっているのか見えない構造になっていた」

浴室のドアを開けると、湯船には一糸まとわぬ３０代ぐらいのカップルが１組。
湯に浸りながら十数人の男たちが、様子を眺めていた。

「やがて、カップルの男性が岩場に腰を下ろすと、女性は湯に浸ったまま男性の
股間に顔をうずめて口淫を始めた。しだいに周りの男たちの興奮は高まり、
男性が果てると『ネェちゃん、お疲れ！』と声が飛んでいた。露出狂のカップルと
それを見る男たちが、サークルのようなノリで行為を楽しんでいると感じた。
客のほとんどは常連のようだった」（目撃者）

一般的な感覚からは理解しがたいが、こうした好き者たちはいる。
ところがこの施設、目撃者が訪れてからほどなくして閉鎖されたという。
ネットで見逃せない書き込みが現れたのは、その後のことだ。

「閉鎖された施設の『ＯＢ同好会』と銘打たれた掲示板で、今回現場となった
不動の湯が取り上げられていた。ここ１年で『風紀を乱した』客のなかには、
かつての施設利用者が含まれていた可能性がある」（同）

全国の温泉を調査研究する日本温泉総合研究所は「いかがわしい行為も含めて、
マナーの悪い温泉の利用者は昔からいたが、インターネットの発達でより
目立つようになった。混浴は日本の伝統文化だが、現行法では新たに施設を
作ることはできず、減少傾向にある」と指摘する。

田代会長は「一部の人たちのせいで温泉が開けないことは非常に悲しい」と嘆く。
混浴温泉が不届き者たちのターゲットに…。そんな事態だけは避けなければならない。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150611/dms1506111550012-n1.htm

閉鎖前の「不動の湯」。いまは湯が抜かれている＝那須塩原市
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/images/20150611/dms1506111550012-p1.jpg
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/images/20150611/dms1506111550012-p2.jpg

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