【東京】３２階の高層マンションから２キロのペットボトルを落下させた１６歳少年を傷害容疑で逮捕

★水入りペットボトル投げ落とす＝傷害容疑で１６歳少年逮捕－警視庁

高層マンションの部屋から水が入ったペットボトルを故意に落とし、
通行人にけがをさせたとして、警視庁月島署は１０日、傷害容疑で、
マンションに住む少年（１６）を逮捕した。同署によると、
少年は容疑を認め「投げればけがをさせることは想像した」と
話しているという。

逮捕容疑は７日午後２時４５分ごろ、東京都中央区の高層マンション
上階から水入りの２リットルのペットボトルを投げ落とし、
通行中の３０代女性に肩の打撲などのけがをさせた疑い。

同署によると、８日にも同じマンションから水が入ったペットボトルが
落下したほか、３月以降も似たような事案があるといい、関連を調べている。
（2015/06/10-11:24）

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015061000300

元記事
★マンションからペットボトル落下　故意とみて捜査　東京・中央区
06/10 00:30
ペットボトルが、東京・中央区の超高層マンションの脇の路上に落ちているのが見つかった。
警視庁は、何者かが、マンションから故意に物を落としたとみて、捜査している。
地面にたたきつけられ、ぺしゃんこになったペットボトル。
中に入っていた水は、広範囲に拡散している。
このペットボトルは、8日、東京・中央区の32階建ての超高層マンションから落下してきたもの。

近所の住民は、「すごいですよ。(どんな音?)ばーんって。3月ぐらいからかな。
そのたびに警察が来ていた」、「子どもたちが、ボール遊びでもして、ここへ当たったのかな
と思ったんですよ。すごい音がしましたのでね。怖いですよね」などと話した。

住民らによると、2015年3月ごろから、ペットボトルの落下が始まり、その時間帯の多くは、
午後7時ごろだという。
午後7時の現場付近は、真っ暗というより、薄暗い印象を受ける。
そして、辺りを見てみると、常に人が行き交っている状況だった。
警視庁によると、ペットボトルは、7日、8日と、2日連続で落下しているという。
7日には、ベビーカーを押して歩いていた妊婦が軽傷を負った。
その日は、1日に4本のペットボトルが、付近に落下したという。

軽傷を負った妊婦を見た人は「1本目と2本目は、この道路に落ちたんですけど、
3本目が彼女(被害者)の肩にかすったんだと思います。やはり、お洋服もちょっと
ぬれていらして、肩に打撲があるご様子でした」と話した。
付近には、落ちてきたペットボトルが当たり、大きなゆがみができた窓枠もあった。

突如、降ってきた、2リットルのペットボトル。
満タンに入って、その重さは2kg。
これが、高い所から落ちてきたら、どうなるのか。
マンションの何階から落下したかわかっていないが、今回、40メートルの高さから、
水の入った2リットルのペットボトルを落とし、その威力を検証した。
コンクリートにぶつかった瞬間、激しい衝撃音を出したペットボトル。
容器は一瞬で破裂し、勢いよく飛び散っていた。
落下地点から、およそ11メートル離れた場所まで飛んだ、ペットボトルを見ると、
切断面は、かなり鋭利な状態になっていた。

さらに、厚さ5mmのベニヤ板を用意し、その上に落下させると、ベニヤ板が真っ二つに割れた。
割れたベニヤ板の半分は、衝撃で飛ばされた。
もし、これが人に直撃すると、どうなるのか。
防衛工学研究所の大野友則代表は「頭に当たるのが、一番危険だと思います。
陥没骨折以上ぐらいのダメージを受けるというふうに思います。場合によっては、
頭に刺さるということも考えられると思います」と話した。

人に致命傷を与えかねない、ペットボトルの落下。
マンションの付近では、「瀬戸物なんかも落ちてきたからね」、
「いろんなものがね、落ちるらしいですよ」などの話も聞かれた。
住民らによると、超高層マンションから落ちてくるものは、ペットボトルだけではないという。
そして、その手口について、住民の間では、ペットボトルを袋に入れて投げたのでは
ないかといわれている。
投げやすくするために、袋に入れたのか。
8日、ペットボトルが落ちていた場所は、超高層マンションから、15メートルほども離れていた。
警視庁は、何者かが、マンションから故意にものを落としたとみて、捜査している。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00294406.html