【北海道一家４人死亡事故】衝突で車から投げ出された長男(１６)、生きたまま引きずられた可能性

えりにゃん ★

北海道親子4人死亡事故　長男、生きたまま引きずられた可能性

北海道・砂川市の交差点で家族4人が死亡した事故で、警察は、長男をひき逃げしたとして、
26歳の男を逮捕した。
死亡した長男は、引きずられた数分間は生きていた可能性があることが、新たにわかった。
硬い表情で警察署を出て、車に乗り込む男は、9日、ひき逃げの疑いで逮捕された、
解体工・古味竜一容疑者(26)。
交差点付近で、激しく炎上する乗用車の様子は、事故直後の様子をとらえたもの。
6月6日、北海道・砂川市の国道の交差点で、永桶弘一さん(44)の一家5人が乗った軽ワゴン車に、
暴走してきた乗用車が出合い頭で衝突し、弘一さんを含む、4人が死亡した事故。
古味容疑者は、ワゴン車から投げ出された永桶さんの長男・昇太さん(16)を、事故現場から
1.5kmにわたり、引きずったとみられている。
司法解剖の結果、昇太さんの死因は、胸部圧迫による窒息死で、引きずられた数分間は、
生きていた可能性があることが判明した。
古味容疑者の車からは、血痕のような跡が見つかり、これが逮捕の決め手となった。
「自分も何かにぶつかった」と、事故後、自ら警察に出頭していた古味容疑者。
しかし、その後の取り調べに対しては、「事故を起こしたが、人をはねた覚えはない」と、
ひき逃げの容疑を否認しているという。
近所の人は「玄関前でたむろしていたのが、必ず車をいじりに来ていたんですよね」と話した。
「自動車整備士になりたい」と、中学校時代の文集につづるなど、車好きだったという古味容疑者。
ハンドルを握った時の様子について、近所の人は「夜も、ほとんど毎日(午後)9時すぎたら、
マフラーの音を出して、深夜に帰ってくるという生活パターンだった。町の中はがんがん、
暴走族ですよ」と話した。
事故現場近くを、レースでもするように、時速100km以上で暴走していた2台の車。
永桶さんの車に衝突した乗用車と、古味容疑者のRV車とみられている。
乗用車は、赤信号を無視して現場の交差点に進入し、永桶さんの軽ワゴン車に衝突した
可能性があるという。
そして、古味容疑者のRV車が、車から投げ出された昇太さんを引きずりながら、
現場から逃走したとみられている。
古味容疑者は、永桶さんの車に衝突した車を運転していた男性と知り合いで、よく行動を共にしていた。
現場から逃走した理由について、古味容疑者は「事故の前に、飲食店で、ビールジョッキ1杯を
飲んだ。車検が切れていたので、事故現場から立ち去った」と供述しているという。
警察に出頭した時、古味容疑者から、アルコールは検出されなかった。
警察は、古味容疑者が、アルコール検知を避けるため、逃げた疑いもあるとみている。
また、どのくらいのスピードが出ていたのかなど、危険運転致死などの容疑でも調べる方針。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00294404.html