【政治】国境付近の有人離島保全へ議員立法、無人化防ぎ離島の保全と防衛を強化　自民が概要

マカダミア ★

自民党は５日午前、国境近くの人が住む離島を保全する議員立法の概要をまとめた。島の無人化を防ぎ、
国が土地を買い取ったり、財政支援したりする。自衛隊の艦船が利用しやすいように港湾の整備も促す。
海洋進出を進める中国の動きをにらみ、離島の保全と防衛を強化する。

　自民党の領土に関する特命委員会（額賀福志郎委員長）と離島振興特別委員会（谷川弥一委員長）が
５日午前の合同会議で、法案の概要を了承した。2016年４月の施行を想定し、今国会の提出をめざす。
10年間の時限立法とする。

　法案の概要は、国境に近い島に人が継続して住めるよう国が積極的に関与し、領海や排他的経済水域（ＥＥＺ）
を保全することを目的に定めた。

　人口減少が著しく、無人島になるおそれのある離島を「特定国境離島」に指定する。島を結ぶ船や航空機の
運賃を下げたり、島での生活に必要な物資の購入費用を低く抑えたりするよう求める。雇用機会の拡大や
漁船操業への助成なども盛り込んだ。

　中国人らが日本の離島の土地を購入する動きもあり、外国人による買収を防ぐため国が土地の買い取り
に努める規定を設けた。

　特定国境離島に指定するのは、礼文島・利尻島・奥尻島（北海道）、佐渡島（新潟県）、対馬・壱岐島
・五島列島（長崎県）などを想定している。

　政府は離島の保全と防衛に力を入れている。14年８月には日本の領海の基点となる約500の離島のうち、
沖縄県の尖閣諸島の一部を含む158の無名の無人島の名称を決めて公表し、日本の領土であることを明確にした。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS05H5X_V00C15A6EAF000/
国境付近の有人離島保全へ議員立法、無人化防ぐ　自民が概要

【政治】 国境付近の有人離島保全へ議員立法、無人化防ぎ離島の保全と防衛を強化 自民が概要

【政治】国境付近の有人離島保全へ議員立法、無人化防ぎ離島の保全と防衛を強化　自民が概要