【教育】全国学力テスト成績が全国平均下回る北九州市、独自テスト実施へ [15/06/03]

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学テ成績が全国平均下回る市、独自テスト実施へ
【読売新聞】 2015/06/03 15:13

北九州市教委は今年度、市内の小学5年と中学1、2年の全児童・生徒を対象にした独自の学力テストを実施する
方針を決めた。

文部科学省が行っている小学6年と中学3年向けの全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で全国平均を下回る
状況が続いており、小学5年～中学3年の学力を継続的に把握し、学力向上につなげたい考えだ。

市教委指導課によると、2007年度に始まった全国学力テストの国語、算数(数学)で、市の平均正答率が
全国平均を上回ったのは10年度の中学の「国語B」だけ。全国平均との差は1.1ポイントで、これ以外は毎回
すべて全国平均を下回っている。14年度では、全国平均との差が最小だったのは「算数A」の1.9ポイント、
最大は「数学B」の5.4ポイントだった。

このため、小学5年から独自のテストを行い、全国学力テストと合わせて継続的に調査することで、
一人ひとりの弱点を把握し、教員の指導に役立てることにした。最初の独自テストは来年1月に行う予定。

また、中学3年には今秋、日本英語検定協会が開発した英語のテストを実施する。英語教育を推進し、英検
3級程度の力を持つ生徒を増やす狙いがある。

これらの事業費として、今年度一般会計予算案に3750万円を盛り込んだ。

このほか、市教委は今年度、放課後の空き教室などを利用して自習を手伝う無料の
「子どもひまわり学習塾」を、小学校70校で実施する。対象は3～6年で週2回。地域住民や大学生らが国語と
算数を教える。(饒波あゆみ)

ソース: http://www.yomiuri.co.jp/national/20150602-OYT1T50227.html