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【政治】レベルの低い国会の安保法制議論。軍事目的の南シナ海での中国に集団的自衛権なしでどう立ち向かうというのか!?

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/01(月) 14:21:14.34 ID:???
★レベルの低い国会の安保法制議論。軍事目的の南シナ海での中国に集団的自衛権なしでどう立ち向かうというのか!?
2015年06月01日(月) 高橋 洋一

先週の本コラムで、南沙諸島(スプラトリー諸島)における中国の埋立などを写真入りで書いた
(「安倍首相はポツダム宣言を読んでいた!? 理解不能だったのは党首討論での集団的自衛権
めぐる共産党の主張だ」?http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43454?)。

この地域の歴史を振り返れば、国際的な覇権争いがいかに熾烈なのか、他国からの侵入を
防ぐためには集団的自衛権は、最小コストで効果的であるのが明らかにわかる。

■「南シナ海は中国のもの」

国会では安保法制が議論されているが、あまりにレベルの低い議論である。
しかも、畳の上の水練そのものだ。

ただ、海外では日本の国会よりまともな議論が行われている。5月29〜31日、シンガポールで
開催された「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」である。
これは、イギリスの民間シンクタンクである国際戦略研究所が主催しているもので、
2002年から毎年シンガポールのシャングリラ・ホテルで開催され、アジア太平洋地域の
国防大臣などが多数参加する国際会議だ。

日本は、第5回会議から毎年防衛大臣クラスが参加していたが、昨年は安倍首相が基調講演を行い、
参加各国に好評だった。

今回、アメリカ、日本、インドネシア、インド、マレーシア、カンボジア、イギリス、
シンガポール、東ティモール、パプア・ニューギニア、スイス、ニュージーランド、
ドイツ、オーストラリアの14ヵ国で国防大臣クラスが参加した。韓国の国防大臣の出席が
ないのはやや意外であった。なお、中国からは、国防大臣ではなく、中国人民解放軍の
幹部クラスが出席している。

日本からは、中谷防衛大臣が参加したが、「Gen Nakatani, Minister of Defense, Japan」
という英文表記は、「Gen」が「General」(元帥、最高指揮官)を連想させる。
他国では、元帥が国防大臣の国もあるので、違和感はない。

アジア安全保障会議にあわせて、各国の国防大臣との会合も設定され、今回は、日米、日豪、
日韓で国防大臣会合が行われた。こうした取り組みは、外交ではきわめて有意義なので、
国会開催中でも大臣の国際会議出席は優先して行って欲しいものだ。

アジア安全保障会議のホットな話題は、南沙諸島(スプラトリー諸島)である。
同地域は、各国の利害が絡み合うが、中でも中国の要求は突出している。
南シナ海はほぼすべて中国のものという感覚だ(下図)。

http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/5/3/600/img_535753304586327ecd28c8d602320060111212.jpg

■中国が南シナ海の人工島に火砲を配備

このアジア安全保障会議に先立ち、米紙から、中国が南シナ海で造成する人工島の1つに火砲
(自走砲2台)を配備したことを示す写真が出され、国防総省もそれを認めた。
これは、アメリカからのリークであることは明らかだ。

中国はこれまで人工島は軍事目的でないといってきたが、軍事目的で使用されていて、
装備の運用段階に入ったことが明らかになった。

アジア安全保障会議では、日米豪が、中国の人工島の軍事化を非難した。
「岩礁に砂をいくら積み上げても、領有権は築けない」というのが国際法なので、これらの非難は正当だ。

一方、中国は、軍事目的を明言し、埋立を正当なものと主張した。

こうなると、中国の領土と認めないアメリカは、人口島から12カイリ(約22キロ)内に米軍が
航空機などを進入させるだろう。一触即発の状況であるが、これが国際的には当然の行動である。

それと期を同じくするが、カーター米国防長官は27日、フィリピンのガズミン国防相とハワイで会談した。
もちろん、南シナ海での南沙諸島(スプラトリー諸島)における中国による人工島建設への対応が課題であるが、
「フィリピンを防衛する米国の義務は確固たるものだ」と強調した。

これは、先週の本コラムで予想したが、「米比相互防衛条約」に基づきアメリカが同盟国である
フィリピンを防衛するものだ。これで、相互防衛条約の有効性がわかるだろう。

 >>2へ続く

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43544

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/01(月) 14:21:38.55 ID:???
>>1より

なお、2014年4月28日付け本コラム(「韓国やフィリピンの憲法にも戦争放棄の規定がある!
各国憲法との比較から「集団的自衛権」を考える」?http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39129?
で書いたように、フィリピンは日本と類似した憲法をもっているが、当然ながら集団的自衛権
が制約されるという話はない。

■馬鹿げた「戦争に巻き込まれる」という議論」

国内で集団的自衛権を拒む人たちは、この南沙諸島(スプラトリー諸島)での米比の協力関係を
どのように解釈するのだろうか。

先週の本コラムで、アメリカとフィリピンの「相互防衛条約」が緩んだ隙に、南沙諸島の
ミスチーフ礁は中国の手に落ちたことを書いた。アメリカの手を借りずにフィリピンは中国から
自国領土を守れないのが実情だ。

集団的自衛権を拒む人たちは、アメリカは、フィリピンがまったくアメリカを援護しなくても、
フィリピンを守るとでも思っているのだろうか。それぞれが自国でできる範囲で同盟国を守る集
団的自衛権だからこそ、防衛コストが安いながらも、抑止力をもって侵入させないようにできるのだ。

それに、集団的自衛権を行使しようとすると、戦争に巻き込まれるという議論が、日本の国会で
行われているが、まったく馬鹿げている。アメリカとフィリピンが、集団的自衛権の行使を前提として
「相互防衛条約」を履行しようとすることが、戦争に巻き込まれるリスクを高めるのだろうか。

アメリカが介在しなければ、中国はミスチーフ礁を中国領と称し、そこに入ってくるフィリピン軍を
攻撃するはずだ。そのほうが戦争に巻き込まれるリスクは大きいだろう。もちろん、ミスチーフ礁を
中国領として認めれば、戦争にはならないだろうが、それは中国への属国化である。とても独立国家
としては認められないだろう。

集団的自衛権を拒む人たちは、個別的自衛権で対応せよともいう。この場合、アメリカの手助けを
受けないで中国と戦えということで、そのほうがダメージを受けるリスクは大きいし、過去には
それでミスチーフ礁をとられて現在の火種になっているわけで、とても合理的な対応とは思えない。
しかも、個別的自衛権で対応すると言うことは、集団的自衛権よりもコストが高くなることは忘れてはいけない。

■野党は集団的自衛権で安全になる場合を考えていない

それにしても、しばしば、マスコミでは国会で与野党の議論がかみ合わないと報道されている。
しかし、どこがどうかみ合わないのか、その解説はさっぱりない。

安倍首相は集団的自衛権が侵略のリスクを減らすという。
一方、民主党など野党は集団的自衛権の行使には自衛隊のリスクが高まるという。

安倍首相が、侵略される事態になる可能性が少なくなるというのに対し、
民主党など野党は万が一不測の事態になったら自衛隊のリスクが高くなるといっている。

上に書いた南沙諸島(スプラトリー諸島)の説明で十分だろうが、かみ合わないことを説明してみよう。

あえて単純化して、両者の言い分を満たすような仮想的な数値例を考えてみた。それは以下のとおりだ。

http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/4/6/400/img_46e9893d253d5cf7887c11d1bf88ef2d68642.jpg

個別的自衛権のみの場合とそれに集団的自衛権を加えた場合をあげる。個別的自衛権のみの
場合において不測の事態になる場合が2ケース、通常の場合が98ケースとする。集団的自衛権を
加えた場合には測の事態になる場合が4ケース、通常の場合が396ケースとする。

安倍首相は集団的自衛権が侵略のリスクを減らすというのは、個別的自衛権のみの場合において
不測の事態になるリスクは2/100=2%だが、集団的自衛権を加えた場合には4/400=1%と下がることだ。

一方、民主党など野党は集団的自衛権を加えた場合、不測の事態が起こるリスクは、
個別的自衛権の場合の2/6=33%から、4/6=67%に高くなることをいうのだろう。

これでわかるだろう。民主党などの野党は、集団的自衛権によって安全になる場合を考えていないのだ。
安倍首相の発言意図である2%から1%への低下は、これまでの世界歴史から絶対的な数値水準は
別としても、正しいだろう。

国会でもこのように数値でリスクを議論してもらいたいものだ。 >>3

3 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/01(月) 14:21:45.28 ID:???
>>2より

■アメリカはそう簡単に日本を防衛してくれない

ここで、日本の集団的自衛権に話を変えてみよう。フィリピンを日本、フィリピン国憲法を日本国憲法、
米比相互防衛条約を日米安全保障条約、南沙諸島(スプラトリー諸島)を尖閣諸島と置き換えてみよう。

中国は南シナ海を核心的利益というが、尖閣諸島も同じである。南シナ海でやったことと同じことを
尖閣諸島でも行うはずだ。ただし、順番は今のところ南シナ海のほうが中国の事情で先というだけだ。

尖閣諸島に中国が侵出してきたときに、日本は当然であるが個別的自衛権で防衛する。
そのとき、背後にアメリカがいるといないとでは、雲泥の差になる。先の、安倍首相と
オバマ大統領の日米首脳会談で、尖閣諸島は日米安全保障条約の対象と明言された。

ただし、尖閣諸島の歴史をみれば、アメリカ軍の射爆場が近くにあることなどから、
日米安保の対象は当然であるが、最近のアメリカはもはやかつての世界の警察官の役割を放棄している。
オバマ政権はアジア回帰といいながら、ほとんど何もしてこなかった。そこに乗じて、
中国が南シナ海に侵出してきたのだ。

はっきりいおう。日本が最低限の集団的自衛権の行使くらいしないと、
アメリカはそう簡単には日本を防衛してくれない時代になっているのだ。(了)

4 :名無しさん@13周年:2015/06/01(月) 15:08:17.72 ID:smUB8XB3e
簡単な話だ
シナ様に従ってればいい

5 :名無しさん@13周年:2015/06/01(月) 15:33:01.37 ID:mB8atTToq
野党「説明が足りない!」
安倍「ペラペーラペラペラペラペラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(略」
野党「話が長い」
安倍「どないすればええのよ。」

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