【兵庫】日本語能力が十分ではない外国人生徒向けに特別枠検討　公立高校来年度入試　ベトナム人や日系ブラジル人らの増加で　

1 ：◆CHURa/Os2M＠ちゅら猫φ ★：2015/05/28(木) 23:19:45.21 ID:???

★外国人向け特別枠検討　公立高校来年度入試　兵庫県
2015/5/27 07:00

兵庫県教育委員会が、来年度の公立高校入試から、日本語能力が十分ではない外国人生徒向けに
「特別入学枠」の導入を検討していることが２７日、分かった。神戸、姫路、阪神地域を中心に、
複数の全日制高校をモデル校に指定。定員枠を設け、一般とは別の入学試験を用意する。
入学後も指導を手厚くし、“言葉の壁”により全日制に進めない外国人生徒に新たな進学の道を開く考えだ。

現在、財政面で最終調整を進めており、秋までに導入するかどうかを決定する。

計画では、来日２〜３年以内の外国人生徒が対象。今年４月に学区が再編された
入試制度とは別枠にする。面接を行い、受験科目は一般入試の５教科より減らし、
試験内容も変える。入学後は一般で入学した生徒と一緒に学ぶが、教科によっては
別室で、より丁寧な指導を行うことなどを検討している。

県教委は昨年度、内部に研究会を設置。愛知県や神奈川県など導入済みの自治体や
学校を視察。県教委高校教育課は「入学時だけでなく、卒業まで支援を続ける必要がある」
とし、モデル校に通訳や講師を配置して生徒を支えたいという。

高井芳朗教育長は「全日制に進みたくても定時制に進まざるを得ない外国人生徒がおり、
特別枠を考えざるを得ない。入学後にどれだけ支援できるかが鍵だ。来年度に向け
見極めたい」と話した。

文部科学省によると、特別入学枠は、自治体によって内容は異なるが、外国人が多い
自治体を中心に１２都道府県が導入。同省の２０１４年度調査によると、日本語指導が
必要な外国人児童・生徒は兵庫県内に８０２人おり、全国で１２番目に多い。
母語別では中国語とベトナム語が６割を占め、フィリピノ語、ポルトガル語が続く。

兵庫県の公立高校入試ではこれまで中学校長の申請により、試験問題のよみがな打ちや
時間延長の措置が取られてきた。だが、試験問題は一般と同じで、外国人生徒を支援する
団体などが特別入学枠の導入を求めていた。

（上田勇紀）

【関西学院大学非常勤講師で、外国人の子どものための日本語教室を主宰する辻本久夫さんの話】

「ニューカマー」と呼ばれるベトナム人や日系ブラジル人らが増えた。学力はあるのに、
日本語が得意でないために点数を取れないケースが多い。特別入学枠は「全日制高校で
もっと勉強したい」という外国人の子どもたちの進路を広げ、将来の夢をつかむことにつながる。
一般の生徒にとっても、一緒に授業を受け、助け合うことによって、多文化を学べるだろう。

http://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/201505/0008067661.shtml

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