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【国際】朴槿恵大統領はなぜ第三国での日本批判を繰り返すのか 日韓で食い違う「告げ口」理解 澤田克己

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/05/27(水) 13:54:02.80 ID:???
★朴槿恵大統領はなぜ第三国での日本批判を繰り返すのか 日韓で食い違う「告げ口」理解
2015年05月26日(Tue)  澤田克己 (毎日新聞外信部副部長兼論説委員、前ソウル支局長)

韓国の朴槿恵大統領が5月4日、安倍晋三首相が米上下両院合同会議で行った演説について
「慰安婦被害者たちをはじめとする歴史問題に対する真の謝罪をして近隣諸国と信頼を強化できる
機会を活かせなかったことは、米国でも多くの批判を受けている」と述べた。「米国で批判されている」
と主張することで、安倍首相を批判したといえる。朴大統領は20日には、ユネスコのボコバ事務局長
との会談で、戦時中に徴用された朝鮮人が働かされた施設を含む「明治日本の産業革命遺産」を
世界文化遺産として登録することに反対する考えを伝えた。

ボコバ氏との会談に関するニュースが流れてきた時、私は編集局内で「朴槿恵さんらしいよね」
という声を聞いた。朴大統領が日本にケチをつけるのは珍しくない、という反応だ。驚きがないから、
このニュースは翌日の新聞に小さくしか載らなかった。安倍首相の演説への反応にしろ、世界遺産にしろ、
日本では「またか」という受け止め方が強いというのが、率直な評価だろう。

ただ、日本でいわゆる「告げ口外交」と言われる言動について、韓国では一般に「告げ口」という意識が
共有されていない。韓国では、朴大統領は「正しいことを正当に言っているだけ」であり、「告げ口」
という評価は当たらないという感覚が強い。韓国人とこの話題を話すと、話がかみ合わないことが多いのだ。

こうした認識の差は、韓国と日本の社会意識の違いからくるように思われる。韓国側の特徴として挙げる
ことができるのは、やはり儒教の影響だろう。ただし、過去の事象にどれくらい適用すべきかは判断が
分かれるとしても、基本的人権のような普遍的「正しさ」というものがあるという感覚は、欧米社会にも強い。
さらに、世界遺産問題では日本側の主張にもかなり苦しい部分があるのだが、この点については後述しようと思う。

■「正しさ」への強い確信

朴大統領は安倍演説を批判した際、「このように日本が歴史を直視できず、自らの過去の問題に埋没
していこうとしているといっても、それは私たちが解決してあげられない問題だ」と続けた。ずいぶんと
「上から目線」に感じられる発言だ。朴大統領のキャラクターということもあるのだろうが、それだけではなく、
自分たちの立場が絶対的に「正しい」という確信が背景にあると見るのが自然だろう。

これは、儒教に基づく韓国社会の伝統的思考法に則ったものだ。韓国では、「正しさ=正義」が絶対視される。
別の言い方をするならば、道徳性が非常に重視される。ただ、正義や道徳性の判断基準は自分たちが決めるので、
その感覚を共有しない他者から見ると「正義の押しつけ」になってしまう。
だから、日本とは「正しい歴史認識」を巡って衝突することになる。

現代韓国研究の第一人者である慶応大の小此木政夫名誉教授は「近世までの朝鮮は経済的に豊かでなく、
軍事的に強大でもなかった。中国の儒教文明の強い影響下にあったこともあり、『何が正しいか』という
名分論で自分たちの正統性を主張するしかなかった。中国との関係では、力ではかなわないから、
論理的な反論をする以外に方法がない。それが、『正しさ』を追及する伝統を生んだのではないか」と話す。

1980年代までの強権的体制の下ではこうした意識が顕在化することはなかったが、民主化と冷戦終結に
よって重しが外れ、「伝統」の影響力が復活してきたと考えられる。こうした現象は、韓国に限らず、
東欧などでも見られることだ。 >>2へ続く

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5007

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