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【飯島勲】アジアインフラ投資銀行は中国のワナ〜人民元の国際化に一役買った民主党政権 ドルの価値が下がれば世界経済大混乱

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/04/23(木) 13:50:07.88 ID:???
>>1より

・聞こえてくるのは戦争の足音

やはり、中国にとって、基軸通貨への第一歩として、最優先課題は人民元のSDR編入のようだ。
10年11月に編入を求めた際は認められなかったが、今年10月のIMF年次総会でも、その席でまた
人民元のSDR入りが議論される見込みで、そのためにもAIIBを成功させたいところなのだろう。
現在の弱体化したオバマ政権が、突っぱねることができるのか。ある意味で世界経済は岐路に
立たされているといえる。

また、AIIBが取引を開始した場合、もっとも利害が激しくぶつかると考えられるのが、
「アジア開発銀行(ADB)」だ。アジア太平洋地域の貧困対策の一環として、途上国の開発支援を
目的とした国際金融機関で67カ国・地域が参加している。最大の出資国として日本を中心に運営
されてきた。歴代総裁はすべて日本人だが、本部はフィリピンのマニラに置かれている。
中国ももちろん加盟国だが、日米を中心に運営される中で、出資比率の増加も見送られ、
発言権が向上しないことに不満を募らせ、対抗措置としてAIIBを設立したという見方もある。

現在、AIIBの体制をめぐって疑問視されているのが、融資審査能力が備わっているか、
公平なガバナンスが可能かなどの問題だ。おそらく後発のAIIBは、ADBよりも安い金利で参入
してくるはずだが、審査能力に問題があれば、ただでさえギリギリの返済能力しか持たない
借り入れ国で混乱が起きることは間違いない。ADBへの返済が後回しにされるようなことになれば、
日本にも損害が出てしまう。

実は、民主党政権時代に、日本は一度中国の金融に関する攻撃に押し込まれている。
12年、当時の野田佳彦首相は、円と人民元の直接取引を認めたことで、人民元の国際化に
一役買ってしまったのだ。

別に、中国が国際的に見てもまともな民主国家で、日本に対して友好的な関係を構築しようと
しているならば、人民元が国際基軸通貨になっても大した問題にはならない。

中国は、時の指導部が言い出したことは絶対という国だ。これまで、米ドルが基軸通貨として
都合がよかったのは、米国一国だけでも巨大な経済圏であり、米国の国益追求は他国の経済などに
ある程度の敬意を持った形で進められてきた。米国がルール違反をしてまで自国の利益のみを
追求しようという意識は薄かったはずだ。だから、他国は安心して基軸通貨として米ドルを使えたのだ。

AIIBの成功は、アメリカ一極体制の終焉と、東アジアの支配権を中国が確立することを意味する。
そうなれば、日本は包囲網をつくられて、先の大戦のごとく追い詰められていく。
私には最近のニュースの一つ一つが軍靴の音に聞こえる。(了)

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