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【国際】中国のサラミ・スライス戦略、キャベツ戦術の脅威 チッポケな岩礁を次々と手中に、米国はいつまで傍観するのか

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/04/02(木) 14:10:23.51 ID:???
★中国のサラミ・スライス戦略、キャベツ戦術の脅威
チッポケな岩礁を次々と手中に、米国はいつまで傍観するのか
2015.4.2(木) 北村 淳

アメリカ連邦議会上院のジョン・マケイン(軍事委員会、共和党)、ジャック・リード
(軍事委員会、民主党)、ボブ・コーカー(外交委員会、共和党)、ボブ・メンデネス
(外交委員会、民主党)の4名の上院議員は、超党派書簡をアッシュ・カーター国防長官と
ジョン・ケリー国務長官に送りつけた。

「このまま中国の行動を見逃していると、アジアの同盟諸国の安全保障や、石油をはじめ
とする年額5兆ドルに上る物資の自由航行、それに南シナ海周辺諸国の間の平和的が交渉は
危殆に瀕してしまう。・・・アメリカがダラダラしている間に、中国はいくつかの人工島
まで建設してしまっている。アメリカはこのような中国の埋め立て作業を押しとどめる
ための具体的行動をとらなければならない」

実際に中国は海洋戦力を背景に、南シナ海に対する“積極的”海洋政策に打って出ている。
だがアメリカはそれに対しておざなりな外交的警告を発してはいるものの、具体的かつ
効果的な反対行動はとっていない。オバマ政権は中国の拡張主義的海洋政策に対して
何らの戦略も打ち立てていないのが現状だ。

このような状況は、まさに中国共産党政府が過去20年近くにわたって実施してきた
南シナ海を手中に収めるための“サラミ・スライス戦略”が目論見通りに功を
奏してきたことを意味している。

そして、中国海洋戦力のますますの充実とアメリカ極東戦力の相対的低下を追い風にして、
中国は人工島建設戦術や“キャベツ戦術”を使用し始めて、サラミ・スライス戦略の完成を加速させている。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43349

・小さな攻撃を小出しにしていく「サラミ・スライス戦略」

サラミ・スライス戦略とは敵側の大反撃を招かないような“小さな部分”に対する攻撃を
小出しに積み重ねることにより、徐々に敵側の抵抗努力が功を奏さないような状況に持ち込んで、
最終的には敵側を封圧したり征服したりしてしまう、という流れの方針を意味する。

もともとは1940年代にハンガリー共産党が政敵を殲滅するために用いた戦術に名付けられた
のが起源とされている。このような比較的スケールの小さな“戦術”レベルのみならず、
現在中国が南シナ海“征服”のために用いている“戦略”レベルの方針にも用いられている
(したがってサラミ戦術と呼ばれたりサラミ・スライス戦略と呼ばれたりしている)。

中国が南シナ海の大半を“征服”するにあたって、最大の障害として立ちはだかるのが
アメリカである。世界中の海洋における公海自由航行原則の維持を最高の国是の1つに
掲げ続けてきた海洋国家アメリカにとって、南シナ海のほぼ全域が“中国の海”と
なることは絶対に看過できない(であろうと中国側は考えた)。したがって、中国としては、
極力アメリカの干渉を避けるような手段によって南シナ海を手中に収めていかねばならないのである。

そこで中国共産党政府が用いているのがサラミ・スライス戦略である。
すなわち、アメリカの一般世論、すなわち連邦議会の主流、が大きな関心を示さないような
“取るに足らないチッポケな島嶼や環礁”に対する実効支配を少しずつ拡大していくのだ。

・南シナ海でのサラミ・スライス戦略の進展

まず手始めに1988年3月には、南シナ海南沙諸島のジョンソンサウス礁をめぐってベトナム海軍
との間に軍事衝突を引き起こした。中国は、ベトナム戦争の苦い経験が身にしみているアメリカが、
ベトナム救援のために介入する恐れはないと踏んだ。その目論見は的中し、アメリカから遠く
離れた南シナ海に浮かぶ“チッポケな環礁”での中国海軍とベトナム海軍の戦闘に、
アメリカが口出しすることはなかった。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43349?page=2
>>2へ続く

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/04/02(木) 14:10:31.05 ID:???
>>1より

結局、中国はベトナムからジョンソンサウス礁、ファイアリークロス礁、ガベン礁、
クアテロン礁、渚碧礁という“アメリカがさして関心を示さないチッポケな環礁”を奪取して、
今日に至るまで実効支配を続けている。

1992年に、アメリカ軍がフィリピンの南シナ海に面するスービック基地から撤収し、
南シナ海方面に対するアメリカ軍の最前線拠点が沖縄まで後退した。すると94年、以前より
フィリピンと中国の間で争議が続いていたミスチーフ環礁を中国が占拠してしまった。
その後、99年までには、“アメリカがさして興味を示さなかった環礁”であるミスチーフ
環礁に永久建造物が設置されてしまい、中国による実効支配状態が今日も続いている。

2012年になると、アメリカにとっては“取るに足らないチッポケな環礁”にすぎないスカボロー
環礁を中国漁船が占拠し、出動したフィリピン海軍と中国監視船の間で睨み合う状態が勃発した。
アメリカは外交的和解を提案し両者の撤収を促したが、フィリピン側だけが撤収し、中国側は
居座ってしまった。翌年には、中国によって多数のコンクリートブロックが設置された。
フィリピンの同盟国であるアメリカは、しかしながら、何ら中国に対して強硬な姿勢を示していない。

そして、その頃から南沙諸島での人工島建設計画が打ち立てられ、実際にいくつかの人工島の
埋め立て建設が実施され始めた。本コラム(「着々と進む人工島の建設、いよいよ南シナ海を
手に入れる中国」「人工島建設で南シナ海は中国の庭に」)でも取り上げたように、
わずか数年の間にファイアリークロス礁、ジョンソンサウス礁、ヒューズ礁、ガベン礁、
クアテロン礁などは、満潮時は波の下に隠れてしまうような環礁であったものが立派な島
へと変貌を遂げつつあるのだ。

・「キャベツ戦術」が登場

2010年頃になると中国海洋戦力(海軍、空軍の一部)は質量共に極めて充実してきた。
そのため海軍戦力とは呼べない程度のフィリピン海軍はもちろんのこと、戦力増強に努めている
ベトナム海軍も、中国海洋戦力に立ち向かうことは不可能となった。そして、中国海洋戦力は、
アメリカ極東海洋戦力に対しても南シナ海海域においては決定的劣勢という状況ではなくなる
に至った。このような軍事力を背景に、中国が南シナ海でのサラミ・スライス戦略を実施して
いくために用い始めたのが「キャベツ戦術」である。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43349?page=3

この戦術は、奪い取ろうとする(中国に言わせれば不当に主権を主張する勢力を排除する)
島嶼・環礁に対して、直接的な攻撃(ミサイル攻撃、爆撃それに引き続く上陸侵攻部隊の投入)
はなさずに、それらの目標を、武装民兵が乗り込んだ漁船、海洋調査船、海警関係艦艇、
それに海軍艦艇などで幾重にもびっしりと取り囲んでしまい、そのような状態を継続させる
ことによって結果的に実効支配状況をつくり出してしまう、というものである。芯を葉が
幾重にもビッシリと取り巻いているキャベツになぞらえてこのように呼ばれているわけだ。(以下略)

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43349?page=4

3 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 14:11:26.90 ID:5SqB8UJth
日本が武器買ってくれる間は

4 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 14:15:56.81 ID:BcDKY4isM
自前でもなんとかしないとね。
中国が東シナ海に目を向けてる暇もない状況を作り出さないと。

中国は内部で貧困、環境汚染、宗教、民族、国境紛争など日本とは比較にならない
レベルで問題をかかえているのだから。

5 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 14:27:30.70 ID:jGFEKDOs5
サラミ戦術、今後、ワンフレーズで済む言葉として使えるね。

wiki - 「(非共産主義者を)サラミをスライスするように殲滅する。」と発言した[2]。
彼は反対派にファシスト(あるいはせいぜいファシストシンパ)であるとレッテルを貼り、
共産主義者とその協力者の独裁体制が完成するまで、
まず右翼を、そして中道主義者、左翼の中の意に沿わない者をもスライスしていった。

日本にとっては韓国のサラミ戦術が最大の脅威だな。

6 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 14:36:37.99 ID:NbjLUWAV8
>>4
確かにそう思う!でもAIIB不参加は効くと思うよ!

あと、台湾だね!
馬とかいう奴が政権とっちゃうくらいだから日本並みにやられてるんだよな!
今だったら正式に独立しても中国は反対くらいしか出来ないんじゃないかね???
武力なんか使ったら待ってましたとばかりに欧米に食いつぶされるだろうから!

7 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 14:42:21.93 ID:BcDKY4isM
>>6
実際、戦争になればアメリカは台湾を支援するだろうけど。

台湾は一応、主張としては大陸も自国領であると言っているからねぇ。
大陸と別の言い方で同じ内容を言ってる(台湾:一中原則/大陸:一個中国)。

東京と佐渡あたりに政権があったとして、そのどっちもが
「日本全体が日本の領土である」と主張してる感じ。

そこで佐渡が日本から独立するかっていうと変な感じがする。

8 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 15:29:48.21 ID:BpMrggcTW
>>7
そうかな?
中国共産党の主張はすでにISが言ってるこの先の目標の領土みたいなもんだし、
インドシナ半島の歴史とか見ればアジアの場合は悪政から逃れて独立は別に珍しいことではないと思うよ!

9 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 15:56:09.68 ID:BcDKY4isM
>>7は教育されている価値観に関係してくる。

今の年配の世代は>>7だけど、若い世代は違う考えも増えてるかもしれん。
そうなれば、分離独立って動きは活発になるだろう。

何れにしても台湾人が決めることだけど。

10 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 15:59:39.52 ID:Bn6g8sXAx
台湾でも内省人は独立派が多いみたいね

11 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 16:14:12.02 ID:UtIqj+rhz
オバマが弱腰で無能だと思っているからこそ、中国は強気に出てくるんだろうな

12 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 17:31:57.59 ID:S2uYDppnq
米国民主党は(ルーズベルトの頃から)伝統的に、共産党や中国に甘い。もともとパンダ・ハガーの資質が有る政党なんだよな
ましてオバマは中国に対して親中的な幻想を持っている。こんな外交音痴がボケーとしてると、同盟国はほんとに迷惑だ
早く共和党に替わってくれ!

13 :名無しさん@13周年:2015/04/02(木) 17:40:55.43 ID:uPQQQ1Zjz
オバマと鳩山!

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