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【連衡策】日本や東南アジアの分断狙う中国 南シナ海問題で「穏やか口調」に変身の背景

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/03/14(土) 17:21:31.82 ID:???
★【湯浅博の世界読解】日本、東南アジアの分断狙う中国 南シナ海問題で「穏やか口調」に変身の背景
2015.03.14

南シナ海の沿岸国に威嚇を繰り返してきた中国の口調が、穏やかに変化している。
東南アジアの沿岸国が、排他的経済水域(EEZ)で違法操業した中国漁民を拘束しても、
その批判がこれまでになく抑制的なのだ。

力の行使を控えつつ、ひそやかにスプラトリー(南沙)諸島の岩礁を埋め立て、
人工島に造り替えていく。ヒューズ礁にはヘリポート、フィアリー・クロス礁では
滑走路を造成しつつある。そして、沿岸国との摩擦をひたすら回避する。

「でっかい棍棒(こんぼう)を手に持っていれば、穏やかな口調でも言い分は通る」と
考えているのだろう。これは20世紀初頭の米国で、セオドア・ルーズベルト大統領が、
欧州諸国が西半球に介入すれば拒否するとの姿勢を示したときの言葉だ。

具体例を挙げよう。フィリピンの裁判所が昨年11月、EEZ内で不法操業した中国漁民9人に
有罪判決を言い渡した。そのハーフムーン礁付近は、中国が一方的に領海だという「9段線」
と重複しており、逮捕時に漁民の解放を求めたものの、どこまでも「穏やかな口調」であった。

インドネシアも同様に、「9段線」と重複するEEZ内で、不法操業の中国漁船22隻を拿捕
(だほ)したが、このときも中国はさほど騒ぎにしていない。

ベトナムはこの「9段線」に対して、フィリピンの提訴を審議しているハーグの仲裁裁判所に
昨年末、自国の権利と利益に「妥当な配慮」を求めた意見書を提出している。ベトナムは「9段線」
に法的根拠はないとするフィリピンの立場を支持しており、両国が対中共闘する形となった。

こうした東南アジア沿岸国の動きに、中国は型どおりに反論しても、露骨な嫌がらせはしなくなった。
2010年に東シナ海の尖閣諸島周辺で起きた中国漁船体当たり事件で、中国が行ったけたたましい
抗議と比べれば明らかだろう。

日本の民主党政権に対しては、レアアースの対日禁輸措置に踏み切り、日本人ビジネスマンを
報復的に逮捕した。恐れおののいた菅直人政権は、船長を起訴もしないで帰国させてしまった。
沿岸国と比べても情けない処置である。

シンガポールのラジャトナム国際研究学院のスウィー研究員らは、中国が、国際仲裁手続きに
入っているフィリピンに有利な世論が形成されることを恐れているのだという。
さらに中国は、今年を東南アジアとの「海上協力年」にしようとの中国の提案が崩れることも
懸念している、としている。

ただ私には、日米と東南アジアが対中政策で連帯することを恐れ、硬軟を使い分けて分断しよう
としているようにみえる。しかも、ことしは「戦後70年」の節目の年であり、
中国はこれを奇貨としてさまざまな政治目的に使えると考えるだろう。

なによりも、日米は第二次大戦の戦勝国と敗戦国であり、「反ファシスト戦争の勝利」を強調して
日米分断の歴史カードに使える。日本たたきは中国の習近平指導部が国内求心力を高める格好の
手段でもあり、国際世論を南シナ海での島嶼(とうしょ)占拠から目をそらせることもできる。

王毅外相は国連や全国人民代表大会の大舞台で歴史カードを切り、南シナ海では、静かに既成事実
を積み上げる「サラミ・スライシング戦術」の推進である。歴史プロパガンダによる
「過去からの攻撃」はまだ、始まったばかりだ。 (東京特派員)

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150314/frn1503141528003-n1.htm

2 :名無しさん@13周年:2015/03/14(土) 20:43:13.64 ID:wXxZno/eW
誰も信じまい

3 :名無しさん@13周年:2015/03/14(土) 20:50:51.82 ID:0RAorP0Qc
イメージ戦略は重要

4 :名無しさん@13周年:2015/03/14(土) 20:52:31.86 ID:S+T+ktn0j
思ったより、資源が無かったのかな?

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