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【海外】ドン・ペリニョンもシャンパンクーラーとして認めた「日本の桶」 高額でも飛ぶように売れる日本の伝統工芸品

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/02/16(月) 15:51:08.88 ID:???
★高額でも海外で飛ぶように売れる日本の伝統工芸品
海を越えた日本の桶〜ギャラリー「レスプリ・ダルチザン」がパリにオープン
2015.02.16(月) 鈴木 春恵

「100年後にも桶屋が存続していられるようにしたいんです」。
パリの真ん中、サンジェルマン・デ・プレで聞くからなお、それは新鮮に響いた。

言葉の主は、木桶職人の中川周士(しゅうじ)さん。この1月にオープンしたギャラリー
「L’Esprit D’Artisan(レスプリ・ダルチザン)」でのことだ。

パリのギャラリーに展示された、おひつ、風呂桶
http://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/f/3/220/img_f3d2433a6a718b2e26a3d73de3acfead38050.jpg

・パリの文化人が集まる中心地にできた日本伝統工芸品のギャラリー

以前、このコラムで「MIWA」の試みをご紹介した(『パリで世界最高の日本式ラッピングサービスをどうぞ』)。
パリで真の日本文化を伝えていこうとするもので、あれから3年の歳月が経ち、ますます精力的に活動を展開している。

その主宰である佐藤武司氏も尽力して誕生したのが、この「レスプリ・ダルチザン」。

「職人の精神、心、知性」とでも訳せるだろうか、日本の伝統技術とそれによって
生み出されるものを展示、販売する貸ギャラリーとして開かれた。

その最初の展示となったのが木桶職人、中川さんの作品。できたてほやほやの空間に、
初々しい木肌から発せられる香気が満ちている。

「檜の匂いです。もうひとつ、こちらと比べてみてください」と、中川さんは、かんなで木片を
ひと削りし、渦巻き状になった木屑を手のひらにのせてくれた。そっと顔を近づけると、
柑橘系の香水を思わせるなんともいい香りがする。

「高野槇です。水にも強いので、風呂桶などに最適です」

なるほど、こんな香りがする湯はさぞかし気持ちがいいだろう。

そして、制作途中の桶に手をかけ、箍(たが)をトントンと叩いてずらした次の瞬間、
木のパーツが「パン」と威勢のいい音をたてて放射状にはじけて倒れた。

「『箍が外れる』というのはまさにここから来ているんです」と、中川さん。

「桶はこの箍によって支えられています。木と木の継ぎ目には普通の釘ではなく、
木の釘を使う。鉄だと錆びて抜けなくなり、解体ができませんから。

道具にしても家にしても、木で作られたものはもともと、修理しながら使うのを旨としていました。
昔は街の角を曲がれば桶屋があって、普段使っている道具をそこで直して使い続けたものです」。

・大量生産・薄利多売の工業製品とは戦わない

京都の木桶職人として、中川さんは3代目になる。

「祖父のころにはこういったものを作って商売が成り立っていました」と言いながら
示してくれたのは、おひつ、風呂桶といった日本人の郷愁を誘うようなもの。

そういう道具が普通に使われていた100年前、京都市内には250軒の桶屋があったそうだが、
いまでは3、4軒を数えるばかりだという。 

中川さんの家「中川木工芸」もそのひとつとして生き延びているわけだが、
その理由は「工業製品と戦わなかったからだ」という。

「手仕事が工業製品と張り合おうと思ったら、質を落とさざるを得ないうえ、結局は負けます。
だから、1000円のものを100個売るより、10万円のものを1つ売る商売に転換したのです」

ちなみに、このギャラリーに展示されていたおひつの値段は495ユーロ(1ユーロ133円として
およそ6万6000円)。一般の家庭向けというよりは、高級旅館や寿司店などが相手の品。

2代目、つまり彼の父親である中川清司(きよつぐ)さんが重要無形文化財保持者と聞けば、
工房の仕事のレベルが推し量れるし、神代杉を使った清司さんの代表作は、
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館の買い上げにもなった芸術品。

清司さんは「神代杉マイスター」とも呼ばれている現代の名工なのだ。250軒が3、4軒になった
時代の変化を生き延びてこられたのは、2代目の仕事に象徴される高い志と技のたまものだろう。 >>2へ続く

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42813

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/02/16(月) 15:51:15.99 ID:???
>>1より

・ドン・ペリニョンの目にとまったシャンパンクーラー

けれど、3代目の周士さんはさらにその先に行こうとしている。

「訪ねてきたイギリスのジャーナリストが言いました。『おひつはたしかに美しい。
けれど、博物館で鑑賞するようになったとしても、これを一般のイギリス人が買うことはまずない』と。
それならばどうしても、いまの生活で使えるものを作らなければならない。そんななかで
生まれたのがシャンパンクーラーです」

これには、「レスプリ・ダルチザン」の母体である京都の会社「リンクアップ」が関わっている。

「リンクアップ」のプロデューサーと一緒に桶以外の用途のものを開発しようとして浮かんだのが
シャンパンクーラー。しかも、桶のイメージから飛躍したフォルムにすることが求められた。

以来、中川さんの試行錯誤が始まる。これぞと思って持って行っても、ことごとくダメ出しされた。

桶作りの技術は丸い形にととのえるのが前提。楕円形にするには根本的な構造から見直す必要があったし
、両端を鋭角にすると箍が角に食い込んで木肌を傷めるというような失敗もあった。

苦難の末にたどり着いたのは、カーブを描いた側面が上にいくにつれて扇のように開き、
しかも口の両端を尖らせた形。

「これでダメだったら、もうやめようと思っていました」

苦節2年を経て、中川さんのシャンパンクーラーは完成した。そしてそれが「ドン・ペリニョン」の
最高醸造責任者の目にとまり、2010年には「ドン・ペリニョン」オフィシャルシャンパンクーラー
として数百の単位での契約が成立したのである。

2年にわたる試行錯誤を経て誕生したシャンパンクーラー。2010年から2年間は、ドン・ペリニョン
とだけの独占契約。表面にドン・ペリニョンのロゴを記して納められた。それ以降は一般販売と
なったが、入手までに数カ月待ちという状態
http://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/7/7/275/img_77e51a2aebb1c23abbd8ab726496fa2340334.jpg

シャンパンクーラーは、無垢の檜、高野槇だけでなく、漆塗り、藍染めのものも試作している。
ちなみに、パリのこのギャラリーでの無垢の檜のシャンパンクーラーの価格は850ユーロ(約11万円)
http://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/0/8/275/img_08d6635e814081562b4d7cd273c9ac1e53087.jpg

・100万円の椅子を求めて京都中を探しまわったアメリカ人

「このシャンパンクーラーを作っていなかったら、祖父や父の時代のものから出ることはなかったと思う」と、
中川さんは振り返る。それからは見本市や展覧会に出品するために、頻繁に海外に出向くようになった。

「いまの日本は伝統工芸品に対する評価が低い。高額にすると売れません。昔、芸術家にパトロンが
付いて経済的に支援されていた時代、アルチザンの地位は保たれていた。でもいまはそれがない。
ところが、海外に目を転じれば、高額でも買う人が確実にいるのです」

たとえば、デンマーク人のデザイナーとコラボレーションした椅子。
神代杉を材料にしたものに彼は100万円の値を付けた。

「売れなくてもいい」というくらいの価格設定だった。ところが、限定5脚のつもりが、
今までに6脚売れてしまったのだ。買い手はアメリカ、フランス、香港の人。

「アメリカ人は、とあるウェブマガジンに紹介されたわたしの記事に感動して、どうしても
この職人に会いたいと、プリントアウトしたその小さな記事をたよりに京都中探したそうです」
>>3

3 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/02/16(月) 15:51:22.73 ID:???
>>2より

現在、中川さんは京都を離れ、「比良工房」を滋賀に開いて仕事をしているが、
そのアメリカ人は、結局はそこまでたどり着いた。

そして、「自分には4人の孫がいる。それぞれに椅子を1脚ずつ贈って代々家宝として伝えたい」と、
ひとりで4脚買いたいと申し出た。その熱意にほだされて、中川さんは限定数を超えたオーダーを
引き受けることになったのだという。

・桶作りの精神、木の文化を後世に伝えたい

話をパリに戻す。「レスプリ・ダルチザン」でこけら落としのための設営をしていたとき、
中川さんは背中に視線を感じた。振り返るとそこには、ウィンドーに張り付いたたくさんの顔が・・・。

とくに彼らの興味をひいたらしいのは、さまざまな種類の道具。準備中の様子をかぶりつくよう
に眺めていたなかに大工さんもいて、譲ってほしいというくらいの勢いで、すでに自分が知っている
日本の道具の良さをほめていたという。

ところで、ワインの醸造樽に象徴されるとおり、フランスにも木の伝統はある。
しかし、実際の生活のなかで、木の道具は日本以上に姿を消してしまっている。

「日本でも同じことになりかねない。今行動しなければ、次の世代にはなにも残らないと思うんです」と、
中川さんは語気を強める。

「桶そのものを作り続けるのではなく、桶作りの精神、哲学、技術を存続させることが大事。
『エルメス』にしても、昔は馬具から始まったけれど、馬具を作っていた精神、哲学、
技術が今のバッグ作りに生かされている」

「100年先の桶屋」がどういうものになるのか。それはおそらく当の中川さんにもわからない。
けれど、作務衣姿でかんなを手にした中川さんが、今年も来年も海を超え続けることは確か。
そこでの手応えが10年後、20年後の革新的な「桶」を生むに違いない。(了)

4 :名無しさん@13周年:2015/02/16(月) 15:58:28.12 ID:IzHDLrfl4
>箍(たが)をトントンと叩いてずらした次の瞬間
ドン!ペリッ!にょ〜ん、と

5 :◇CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ☆:2015/02/16(月) 16:06:57.40 ID:RyzMlnRyF
猫も杓子も、ドンペリ、ドンペリって、
ほんと、馬鹿の一つ覚えだね!恥ずかしくないんだろうか・・・?

お里が知れる〜

サトリンさといもスイスイスイッ、
さとってサトイモさとポッポ!

6 :名無しさん@13周年:2015/02/16(月) 16:22:29.61 ID:GYeGO0JQu
桶もドンベリも韓国が起源。

7 :名無しさん@13周年:2015/02/17(火) 12:19:52.21 ID:rJcPa9NUb
桶=肥桶
ドンペリ=トンスル
確かに韓国起源だわw

8 :名無しさん@13周年:2015/02/18(水) 15:22:58.52 ID:Vat9HA5bD
桶屋さん無くなっちゃった

9 :名無しさん@13周年:2015/02/18(水) 15:36:56.61 ID:cubLaaQ5I
>>1
やはりちょっと風を吹かせないと、桶屋が増えるほどには儲からないかなw

10 :名無しさん@13周年:2015/02/18(水) 15:39:10.57 ID:/q9lZ8ng0
トゥールビヨンとかの機械式腕時計みたいな感じで生き延びてくんだろうなあ。

11 :名無しさん@13周年:2015/02/18(水) 17:34:27.20 ID:X7lnYIXgS
どうでも良い話題。

12 :名無しさん@13周年:2015/02/18(水) 17:37:04.34 ID:oh5oDZNLP
でもお高いんでしょう?

13 :名無しさん@13周年:2015/02/18(水) 18:43:45.75 ID:/q9lZ8ng0
黒漆で出来れば持ち手付きが欲しいな。

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