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【マスコミ】重大な誤りで取り消した「吉田調書」に新聞労連ジャーナリズム大賞の「特別賞」 選考委員「慰安婦問題の道連れになった」

3 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/01/30(金) 12:54:36.60 ID:???
>>2より

・新崎委員長の「特別賞」授賞についての発言全文
私から朝日新聞社・原発「吉田調書」をめぐる特報について補足説明をしたいと思います。
この授賞が発表された1月9日以降、新聞労連に直接メールでおかしいじゃないかという抗議が来たり、
ネット上で授賞に対して疑問を呈する声がかなり見受けられました。今日この授賞式にもいろんな取材が
来ておりますが、この授賞が一定の注目を浴びてしまっているという現状があると思います。
私と高橋副委員長と選考委員の方々の立会いの中でこの授賞を決めたわけですけれども、
この取り消した記事に授賞するのはわかりづらいという意見が出ています。

ただ、我々は吉田調書をめぐる「特報」という形で特別賞を出した、記事は取り消されてしまったけれども、
報じたということに対しての授賞だということです。なぜなら、国が非公開としていた資料を他社に先駆けて
入手して公開への道筋をつけた、最終的に政府は公開したわけですけれど、これを最初に朝日新聞が入手して
報道していなければ公開されなかったかもしれないことは間違いない事実だと思います。それから3カ月近くたって、
産経、読売、共同が追っかけて報じる形になるわけですけれども、それまでの間どこも追っかけることが
できなかった記事であるわけです。調査報道を積み重ねる中でニュース価値の高い資料を入手した取材の過程、
これは権力監視というメディアに求められるべき役割をしっかり果たしたと言えると思います。
その点を評価して特別賞を贈ったという判断です。

たしかに、いろいろな指摘があるように、残念なことにニュース価値の高い資料を記事として報じる際に、
調理法を誤ったということは事実だと思います。たとえば、木村社長が調書を読み解く過程で評価を誤ったと
説明して記事を取り消しています。しかし、この記事が本当に取り消しが必要だったのかどうか、
先ほど柴田選考委員から話がありましたように、たとえば潜伏していた共産党幹部のインタビューをして
いないのにしたように紙面に載せた「伊藤律事件」であったり、あるいは自分でサンゴに傷とつけて
「これに傷とつけたのは誰だ」といった「K・Y事件」であったり、朝日新聞社が過去に記事を取り消した
というのはそういう例だったわけです。

もちろん、新聞というのは事実に正確に報じるのが課された使命でありますが、記事に誤りがあれば
その度合いに応じて、例えば続報で修正したり、おことわりや訂正を出す必要があることはいうまでもありません。
ただ、今回の場合は吉田調書という事実、これを入手したという状況の中で報じられているわけです。
これが取り消しに値するようなものだったのかどうか、この判断についてはおそらくここにいらっしゃる
多くの方々はおかしいと思わないまでも異議を挟むくらいの気持ちはあるのではないかと私は信じております。

新聞労連ジャーナリズム大賞は、経営側の新聞協会とは違い、現場の記者の努力に報いるために作られた賞です。
その点にこの授賞を決めた意味があると思います。昨年12月に特定秘密保護法が施行されました。
調査報道はこれからますますやりにくなるであろう、そういう逆風が吹いている中で、いわゆる調査報道、
権力監視というメディアの役割を果たしたものに対してこれを誤報であった、取り消された記事だという形で
埋もれさせるというのは、我々は見過ごすことはできなかったということであります。たとえば、ネットの中で
あるジャーナリストがこの賞は事実よりも主義主張を送るんだな、本当に残念だという書き込みをされた方がいました。
たしかに、メッセージを込めたということは事実ですけれども、これは決して主義主張ではなく、事実はしっかりある、
そのうえで報じるときに方法を誤ったということで、我々は特別賞を贈る評価ができると判断いたしました。以上です。

(初稿:2015年1月30日 01:45)
(訂正:2015年1月30日 09:49)「伊東律事件」は「伊藤律事件」の誤記でした。

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