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【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】日本は世界3位の「地熱資源国」だ この貴重なエネルギーを大事に生かそう

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/01/19(月) 15:29:59.30 ID:???
★【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】日本は世界3位の「地熱資源国」だ この貴重なエネルギーを大事に生かそう
2015.1.18 17:00

昨年、「日本地熱学会タウンフォーラム・青森地熱開発理解促進シンポジウム」でパネルディスカッションの
コーディネーターを務めさせていただく機会がありました。第一線の研究者の方々と日本における地熱発電の
今後について議論しました。今回は、シンポジウムで提供された情報の一部を紹介したいと思います。

■地熱発電開発が再活性化

日本の地熱発電ポテンシャルは2300万キロワット以上で、米国、インドネシアに次ぐ世界3位の
地熱資源量を誇ります。しかし、開発有望な地域の8割が国立・国定公園内にあること、温泉枯渇や
周辺環境への影響を懸念する温泉事業者との摩擦の問題、また自然公園法、温泉法、森林法、電気事業法、
環境アセスメント法などの許認可制度をクリアするため探査から開発まで15年程度かかり、初期コストが
大きいことなどが普及の障壁とされてきました。

国内には17カ所の地熱発電所がありますが、国立・国定公園の普通地域内では、平成11年に運転を
始めた東京電力の八丈島地熱発電所(東京都)を最後に開発は進まず、発電設備容量53万キロワットは
日本の全発電電力量の0.3%にすぎません。しかし、東日本大震災後、地熱が再評価されて各種の
支援政策が復活し、開発市場が再び活性化しています。

地熱開発には多くのメリットがあります。日本が世界有数の地熱資源量を有していることや、発電時の
二酸化炭素(CO2)排出量がほぼゼロであること、他の再生可能エネルギーと比べて発電コストが低く、
設備利用率が約80%と高く、ベースロード電源になることです。

国もここにきて、太陽光に偏重した再エネ比率を是正するため、地熱や中小水力発電などを
再エネ買い取り価格などで優遇し、普及を後押しする方針を示しています。

■青森での地熱開発調査

24年3月には「国立・国定公園内における規制の見直し」が行われ、24年度以降の新たな
調査・開発地点は全国66地点となっています。シンポジウムが行われた青森市でも、2年前から
八甲田地域で地熱発電開発の調査事業が行われています。岩手県や秋田県にはそれぞれ3基の
地熱発電所がありますが、青森県にはまだありません。

青森市環境部環境政策課地球温暖化対策チーム主幹の山崎真治氏は「青森県内では風力発電の普及が
進んでいますが、青森市内で期待できるのは地熱です。再エネ利用とともに地域の活性化に役立てたい
と考えています。青森市がバックアップし、地熱発電所建設に向けて調査を行っています」と説明します。

「八甲田北西地域地熱資源開発調査事業」は25年11月、石油天然ガス・金属鉱物資源機構
(JOGMEC)の地熱資源開発調査事業費助成金交付事業に採択され、大林組、JR東日本、
川崎重工の民間3社が進めています。また、この民間3社は、青森県、青森市、弘前市、弘前大学も
参加する「八甲田地域地熱発電研究会」(委員長:村岡洋文弘前大教授=同大北日本新エネルギー
研究所所長)を設立し、産学官連携を図りつつ事業を進めています。

25年度に地上調査、26年度に追加地上調査とモニタリング調査などを実施し、27年度には構造試錐
(地質・地熱構造解明を目的として約2キロメートル掘削)を行う予定です。

>>2へ続く

http://www.sankei.com/life/news/150118/lif1501180001-n1.html
八丁原地熱発電所内のバイナリーサイクル発電設備=大分県九重町
http://www.sankei.com/images/news/150118/lif1501180001-p1.jpg
新潟・松之山温泉のバイナリー地熱発電所
http://www.sankei.com/images/news/150118/lif1501180001-p2.jpg
八丈島地熱発電所の蒸気フラッシュ発電設備=東京・八丈島
http://www.sankei.com/images/news/150118/lif1501180001-p3.jpg

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