【調査】偉くなると「エラ」が張るオランウータンの謎…アルゼンチンの裁判所では人権まで認められる

ニライカナイφ ★＠＼(^o^)／

◆【ついに人権も】偉くなると「エラ」が張る？オランウータンの不思議３選

「オランウータンを動物園から解放しなさい」

昨年12月、アルゼンチンの裁判所が驚きの判決を下しました。
しかも、その理由は、オランウータンは「Nonhuman person」であるから。
すなわち、「ヒトではないが同等の権利を持つもの」として認められたのです。

オランウータンという名前の語源は、マレー語で「森の人」。
そもそも、オランウータンの祖先を辿ってみてみると、
約13000年前にはヒトとの共通の祖先の行き着くようです。
さらには、遺伝子の95％以上が人間とオランウータンでは一致すると言います。

そんな遺伝的には人間と非常に近いオランウータンですが、
実際のところ、どこがヒトと似ているといえるのでしょうか。
また、ヒトにはないオランウータンの生態を探ってみました。

（１）「手話ができる」「絵を描ける」高い知性

果実を主食とするチンパンジーは、実をつけた木がどこにあるのか、
どの時期に実がなるのかを把握しているそうです。
さらに、大きな葉を傘の代わりに用いるなど、道具を使いこなすことも可能。

また、過去には、その優れた知性で世間をにぎわせたオランウータンもいました。
アメリカでは、100以上の単語を操り「手話を行うオランウータン」が話題になったことも。

一方、日本でも、「絵を描くオランウータン」として多摩動物園のモリーや
天王寺動物園のサツキが登場し、画展を催すなどその画才を披露してきました。

（２）握力300kg！　特撮ヒーローばりの怪力

オランウータンは、ヒトにはない力を秘めています。それは、身体能力の高さ。
ゆったりとした動きが印象的なオランウータンですが、その握力は300kg近いとされています。

平均男性でも約40kg、ギネス記録が192kgとされていることを踏まえると、
人間には到底かなわない力であることが分かると思います。
さすが、両腕だけで自らの身体を軽やかに運ぶだけのことはありますね。

（３）イケメンは「エラ」が張っている？

もう一つの秘密は、その顔に秘められています。
なんとオスの社会的地位が、その顔をみるだけで一目瞭然とのとこと。
力のあるオスほど、下の写真のように顔の両脇が発達するようです。
これを「フランジ」と呼びます。
一方で、力のないオスはいつまでたってもフランジはできないとのこと。

http://www.trendasblog.com/wp-content/uploads/2010/12/101221_FamilyVacationDay_119.jpg

フランジは、自身のパートナーを探す女性にとっては、
人間にもあったら嬉しい便利な仕組みなのかもしれません。
一方、男性からすれば「人間になくてよかった」と思ってしまう方も少なくないでしょう。

今回オランウータンの様々な生態を調べてみましたが、
森の哲学者とも呼ばれる彼らには、まだまだ謎が秘められているとも言われます。
今後もその生態から目を離せませんね。

しらべぇ編集部　2015年01月19日07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20150119_298976.html