【社会】若者の献血離れ

海江田三郎 ★＠＼(^o^)／

http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20150110-OYTNT50040.html
県赤十字血液センター（厚木市愛甲）は２２日、若者に人気の漫画やコーヒーなどを用意した
献血の新施設「横浜Ｌｅａｆ（リーフ）献血ルーム」を横浜駅西口にオープンする。
輸血が必要な高齢者の増加が予想される中、若い世代の献血者の減少に歯止めをかける狙いだ。
　新施設は、西口から徒歩２分の横浜ファーストビル１４階に設置され、
約５９０平方メートルの室内に２０のベッドが並ぶ。献血を待つ休憩スペースにはイス６０脚のほか、
本棚も設置され、人気漫画「進撃の巨人」「ワンピース」「黒子のバスケ」のほか、
雑誌や書籍など計９００冊以上をそろえる。県内には計８か所の献血ルームがあるが、漫画を置くのはリーフが初めてという。

　新施設は、無料のコーヒーマシンや自由に使える電気コンセント、
無料の公衆無線ＬＡＮ「Ｗｉ―Ｆｉ（ワイファイ）」も備えており、１０代、２０代をターゲットとする。

　同センターによると、県内の１０代、２０代の献血者数は２００４年度は計約９万４０００人だったが、
１３年度には計約６万４０００人と３割以上減少した。
　日本赤十字社の推計によると、少子高齢化がこのまま進行した場合、
輸血用血液製剤の必要量は２７年にピークを迎える。年代別の献血率や将来の人口推計などを基に試算すると、
２７年には約８５万人分の血液が不足するという。
　厚生労働省が１１年に実施した「若年層献血意識調査」で、献血未経験者５０００人に
献血をしたことがない理由を尋ねたところ、「針を刺すのが痛くて嫌」が１２・２％で最も多く
「健康上出来ないと思った」（９・３％）、「なんとなく不安」（８・４％）と続いた。また、「わからない」が１０・４％に上り、
調査報告書は「１割が特別に理由がなく献血に協力した経験がない」としている。
　県赤十字血液センター企画課は「今後増え続ける高齢者の血液需要は若い人で支えるしかなく、
初めて献血をするきっかけとなるよう新施設を運営していきたい」としている。