【衆院選】選挙予測の精度はどの程度なのか　お灸の役目果たせない野党、最終盤に敵失あれば逆転の事態も

★選挙予測の精度はどの程度なのか　お灸の役目果たせない野党、最終盤に敵失あれば逆転の事態も
2014.12.12

新聞やテレビなどマスメディアの世論調査によれば、自民党は３００議席を超える勢いと報道されている。

これらの世論調査は、一般的には固定電話に対し乱数番号表によって電話をかける方法で行われている。
固定電話のない人や、固定電話のある人であっても在宅していなかった人や留守番電話にして対応しない
人の回答は反映されないため、年齢・職業に偏りが生じる。

ちなみに、筆者宅にも固定電話があるが、日常的には携帯で用を済ませているので、固定電話は留守電対応になっている。

固定電話を使った世論調査には問題があるものの、その偏りは投票率の偏りとある程度似ているので、
一定の信頼性があるという意見もある。

一方、インターネットを使った世論調査は、サンプルの偏りが激しいので、補正しても既存の世論調査の
代替はできないという見方が一般的だった。しかし、アンケートではなく、日常的に利用されている
検索データというビッグデータを用いると、かなりの精度で得票数を推定できるという。

こうした各種の世論調査がほぼ一致して、自民大勝を報じている。こうした選挙予測はどの程度正確なのか。
予測自体が投票行動に影響を与える可能性はあるだろうか。

確実にいえるのが、１つのマスメディアだけでは不正確な世論調査も、違うタイプの複数の調査を合わせれば、
精度の高い結果になるということだ。マスメディアの手法が似通っているので、それらだけでは、
自民大勝もあてにならなかったが、インターネットのビッグデータによる世論調査でも、同様の方向になったので、
信頼性がより高まったといえるだろう。

こうした報道があると、相反する２つの効果がある。１つは、時流に乗る、勝ち馬に乗るという有権者の行動で、
バンドワゴン効果と呼ばれる。これは、さらに自民圧勝を強める。もう１つは、判官びいきであり、
アンダードッグ効果といわれる。これは、ある政党が大勝するとまずいからお灸をすえるという意味がある。

ところが、今回の党首の論戦を見ているかぎり、争点とされている経済政策の分野で、野党党首は安倍晋三首相
との論戦に完全に負けている。これでは、野党がお灸の役目を果たさない。このままだと、バンドワゴン効果が
生じて、自民だけで衆院の３分の２にあたる３１７議席というのも荒唐無稽とはいえない状況だ。

ただし、選挙戦の最終段階で、失言などによって一気に情勢が変わることもある。ある国会議員が言っていたが、
最後の３日間の不用意な一言や行動で逆転することもありえるようだ。麻生太郎財務相の「失言」に野党は批判を強
めた。それがどのような結果になるのかは現段階ではわからない。

結局、事前に行う選挙予測では一定の限界があるので、投票後の出口調査をしなければなかなか投票結果を
完璧に当てることは難しいだろう。　（元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一）

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141212/dms1412120830009-n1.htm

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★政党支持調査に疑問　新聞各紙「自民圧勝の勢い」も…
2014.12.10　連載：永田町美人秘書ココだけの話

新聞各紙が「自民党圧勝の勢い」と書いている。が、自民党のあるお姉さま秘書はそれに疑問を抱いている。

「うちに調査の電話がかかってきたの。どうも同じ番号に何度もかけているらしいのよ。昼間も留守電に入っていたから」

そのお姉さま秘書は午後９時にかかってきた電話調査に応じたらしいけど、そのやり方にも疑問を持っている。

「だって支持政党の選択肢の最初が必ず『自民党』なのよ。邪魔くさい場合は『もう自民党でいいわ』と思って、
さっさと自民党を選んでしまうんじゃないのかしら」

でもすごいですね。うちにはかかってこない。

「電話帳に載せているからじゃないかしら。若い人は載せない人が多いらしいけど」

そもそも、若い人は携帯電話がメーンで、実際に投票するのは、高齢者が多いというのも事実。
ところで、お姉さまはどちらの政党を選ばれました？

「当然自民党よ。忙しいのに、沢山の政党の名前をいちいち最後まで聞いていられないわ！」

え、支持しているからじゃないんですか…。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141210/plt1412100830001-n1.htm

【衆院選】選挙予測の精度はどの程度なのか お灸の役目果たせない野党、最終盤に敵失あれば逆転の事態も

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