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【米国】オバマ政権の元NSCアジア上級部長のジェフリー・ベイダー氏「南シナ海問題で中国を刺激するな」と提言 

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/10/23(木) 14:44:41.42 ID:???
★「南シナ海問題で中国を刺激するな」 米国内での慎重論
2014年10月22日(Wed)  岡崎研究所

米ブルッキングス研究所上席研究員のジェフリー・ベイダー、同ケネス・リバソール、および、
米CNA Corporation上席研究員のマイケル・マクデヴィットが、8月7日にブルッキングス研究所が
発表したレポートで、南シナ海の領有権問題をめぐって、米国は中国を刺激して緊張を高める
べきではない、と述べています。

すなわち、南シナ海をめぐる意見の相違から来る米中両国の不信感の増大は、米中二国間関係全般に
悪影響を与える恐れがある。海洋航行や上空通過の自由は、米国にとって死活的利益を含むが、
南シナ海沿岸国の領有権の主張はそうではない。米国は、本件を大局的にとらえ、紛争への滑落の
危険を最小化するような戦略を構築する必要がある。

ヒラリー・クリントン国務長官は、2010年7月のハノイでのASEAN地域フォーラム(ARF)において、
南シナ海での米国政府の政策の基礎となる原則を示した。(1)海洋航行の自由、(2)上空通過の自由、
(3)通商への障害回避、(4)紛争の平和的解決及び強圧的行為の回避、(5)領有権主張の国連海洋法
条約への適合、(6)領有権問題を解決するための協調的外交プロセス、(7)「南シナ海行動規範」の交渉、である。

このうち、「紛争の平和的解決及び強圧的行為の回避」こそが、米国にとって南シナ海での死活的に
重要な目的であり、また、領有権主張国に強圧的行為を回避させるための、「領有権問題を解決するための
協調的外交プロセス」に米国の国益がかかっている。「上空通過の自由」については、中国は、
南シナ海にも防空識別圏を設定するかもしれないが、東シナ海同様、航空機の飛行を妨げるような
形で運用されることはないであろう。「通商への障害回避」については、中国が通商に障害を与えることは考えにくい。

それゆえ、米国は、次のように、競合する国益の間で、バランスをとらなければならない。
(1)米中間及び領有権主張国間の緊張を高めないようにすること、(2)南シナ海問題での米国の国益を保護すること、
(3)米国の安全保障上のプレゼンスは恒久的なものであることを地域諸国に確信させること、
(4)米国が軍事的に行動しそうもない事態において米国が行動すると誤信させないこと。
そして、米国がコントロールできない事項にとらわれて、中国との関係における、より広範な国益を損なうべきではない。

領有権を主張する幾つかの国は、中国への対抗と自国の主張の立場を強化するために、米国を深く引き込もうとしている。
米国は、このことを認識し、米中関係を不当に悪化させることのないよう注意しなければならない。

クリントン国務長官、ケリー国務長官によって明らかにされた原則は正しいが、中国にだけではなく、
全ての国に呼びかけるものでなければならない。また、米政府関係者は、中国を一方的に「挑発的」、
「攻撃的」と呼ぶような声明を控え、公的発言のトーンを下げるべきである。

米国は、外交戦略の中心に、国連海洋法の遵守、「南シナ海行動規範」の交渉への支持という2つの
根本的目的を置き、国際社会がこれらを容認するよう説得すべきである。米国は、南シナ海での問題を、
中国との冷戦開始、あるいは、米中関係の中心的な戦略的事項であるとみなすべきでない、と述べています。 >>2へ続く

(出典“Keeping the South China Sea in Perspective”;Jeffrey Bader, Kenneth Lieberthal& Michael McDevitt,;Brookings Institute;August 7, 2014)
http://www.brookings.edu/research/papers/2014/08/south-china-sea-perspective-bader-lieberthal-mcdevitt

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4338?page=1

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/10/23(木) 14:44:48.14 ID:???
>>1より

* * *

上記は、極めて問題の多い政策提言です。まず、海洋航行や上空通過の自由は米国の死活的利益であると冒頭で
述べつつも、2010年に米国政府が明らかにした原則を独自に解釈して、中国との緊張緩和と摩擦回避を国益の
最上位に持ってきています。そして、米国政府は、南シナ海で生じている事態を誇張してはならず、
中国を一方的に「挑発的」、「攻撃的」といった表現で非難すべきでない、と主張しています。
しかし、南シナ海で海空軍の急激な軍拡を続け、自国に有利なパワー・バランスを追求しているのは中国であり、
このような国に対し緊張緩和と摩擦回避を最優先とした政策をとれば、南シナ海における中国の圧倒的優位
を許すことになりかねません。

また、情勢認識もバランスを欠いています。上記レポートでは、中国以外の領有権主張国が軽率な行動をとって、
米国が中国との望まない紛争に巻き込まれる可能性を懸念する記述が頻繁に出てきます(原文で数えてみると、
約10ページのレポート中に10カ所出てきます)。しかし、実際には、中国の力による現状変更がほとんどです。
上記レポートは、アジアの米国の同盟国や友好国は、信頼のおけない潜在的トラブル・メーカーで、
中国こそ信頼できるパートナーと言わんばかりですが、事実は逆です。東シナ海で一方的に防空識別圏(ADIZ)
を設定したり、南シナ海の係争地域で掘削作業を行なったり、また、戦闘機への急接近を試みたり、
問題は中国側から起こしています。

ヒラリー・クリントンがハノイのARFで米国の原則を明らかにした2010年7月、ジェフリー・ベイダーは、
米NSCアジア上級部長を務めていました。そういうオバマ大統領に近い人物が、上記のような提言を行なうことには、
十分注意して行かなければならないでしょう。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4338?page=1

ジェフリー・ベイダー(Jeffrey A. Bader, 1945年 - )は、アメリカ合衆国の外交官。

イエール大学卒業後、コロンビア大学にて博士号取得。国務省入省後、中国語研修を経て、
在中国大使館書記官、在香港総領事館首席領事、東アジア太平洋局中国・モンゴル部長、
在ナミビア米国大使、通商代表部次席代表などを歴任。

2002年に国務省を退職。ブルッキングス研究所に入り、ジョン・L・ソーントン中国センター長に就任した。
その間、米中議会作業グループ学界諮問委員会委員、アジア協会諮問委員会委員、『チャイナ・セキュリティー誌』
編集委員などを歴任。

2009年から2011年までオバマ政権で国家安全保障会議アジア上級部長を務めた。
現在は、ブルッキングス研究所シニアフェロー。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC

3 :名無しさん@13周年:2014/10/23(木) 15:25:29.55 ID:LXBAybePz
死にたいオバマの仲間が何だって?

4 :名無しさん@13周年:2014/10/23(木) 15:27:10.44 ID:I0W2HwYDI
>>2
>在中国大使館書記官

ああ、これは中国政府に女抱かされてますねw

5 :名無しさん@13周年:2014/10/23(木) 15:28:51.40 ID:/7aAiNkdn
第二のチェンバレン

6 :名無しさん@13周年:2014/10/23(木) 15:29:29.70 ID:oT4zm/vK7
こんなのがブレインだからレームダックになったんだな

7 :名無しさん@13周年:2014/10/23(木) 15:33:22.26 ID:LT6YVC97L
媚媚中のブレインの提言どおり、オバマは日本を侮辱し安倍総理に非礼を尽くし、
中国には媚媚してますよ

8 :名無しさん@13周年:2014/10/23(木) 15:39:14.61 ID:hFEt/LzZc
元、だよw

9 :名無しさん@13周年:2014/10/27(月) 04:33:31.22 ID:m4DB03kk/
>>8
オバマに提言する立場にある

オバマの安倍総理への非礼を忘れない

10 :名無しさん@13周年:2014/10/27(月) 08:30:58.68 ID:ACiIwQlMV
10年後は南シナ海は全域中国が支配する。
アメリカの責任だ。

11 :名無しさん@13周年:2014/10/27(月) 09:06:27.39 ID:Ob08HpnAn
中国系移民とか韓国系移民は、アメリカの国益を害する勢力。

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