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【国際】インドへの過度な期待は禁物 対中けん制の視点ばかりから米印関係を見てはいけない

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/09/18(木) 18:23:29.50 ID:???
★インドへの過度な期待は禁物 対中けん制の視点ばかりから米印関係を見てはいけない
Wedge 岡崎研究所 9月18日(木)12時10分配信

米国のコンサルタント会社、サミュエルズ・インターナショナル・アソシエイツ上席研究員の
スーラブ・グプタが、CSIS Pacific Forumのサイトに8月14日付で掲載された論説において、
米印関係について過大な期待を持つことを戒め、インドの自立性を尊重し、対中牽制の視点ばかり
から米印関係を見ないよう助言しています。

すなわち、米印戦略パートナーシップは、最も過大評価されている2国間関係である。
1990年代、今回と同じく中道右派政権が出来た時に、インドと米国は「自然な同盟国」と宣言された。
今、こういう誇張は、捨てられるべきである。モディ首相は9月訪米するが、価値観と国益の違いが成果のない
関係につながっているとの認識が必要である。過大な期待と過小な成果は良くない。
それは、インド・太平洋地域での安定的な地政学的均衡という両国の基本利益の追求も妨げる。

2極世界の終焉とインドの市場経済化により、民主主義の価値共有が両国を劇的に近づけるとされた。
米印は中国のアジア支配阻止、テロ防止、不拡散、自由民主主義推進、貿易秩序及び航行の自由の
確保などで共通の利益を持つとされた。

しかし、そのほとんどが実現に至っていない。ここ2〜3年、印中のハイレベル接触は印米間のものより多い。
米印は貿易、環境などの分野で正反対の主張をし、民主主義推進でのアプローチも違う。米印間の違いが目立ってきている。

米印核合意の輝きの中で、米印の戦略・防衛分野の目標が考えられた。例えば、イランの核問題対処、
中国の海洋進出対抗、災害救援活動、さらに基地提供などである。しかし、これもほとんど実現していない。
インドは高度な演習参加は断り、米軍司令部への人員派遣はせず、兵站などでの基本合意も断り、
ロシア製武器の購入を続けた。キティ・ホーク退役空母を購入する機会も逃した。15億ドルの
米軍事装備の売却くらいしか成果はない。

しかし、こういう失望は、米印関係強化論者の信条を弱めてはいない。旧政権下と違い、新政権で軍事協力は
進むとされている。米印両国は、海軍間の情報交換を含む2005年の防衛枠組み合意を再活性化すべきであると言われている。
しかし、米印軍事交流は、インド国防省での文民と軍人の関係のあり方により、阻害されている。

過去の教訓を踏まえないやり方は、同じ誤りの繰り返しになる。問題は、条約上の同盟国ではなく、
パキスタンの敵国ではあるが、友好国以上の国であるインドと、どういう防衛上の関係を米国は持つのかということである。

寛大な核合意、武器技術供与でのインド優遇もあまり成果を挙げなかった。中国の台頭は米国との関係強化への
理由になるが、インドの歴代政権は、中国に反対するよりそれに同調する方が賢明であるとみなしてきた。
インドは習近平の「新しい大国関係」の核心的利益論を尊重しているように見える。インドと中国がアジアで
競争関係にあると信じ、米印両国の利益はアジアで合致すると安易に想定することは間違いであろう。

米印関係は、中国との関係の視点ばかりから見るべきではない。米印軍事協力を、力の共有とバランスに基づく
インド・太平洋地域の多数国間安保協力に資する方向に持っていく方が良い。米印関係では、自立と連携の
バランスをとっていく必要がある、と論じています。 >>2へ続く

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140918-00010001-wedge-int

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/09/18(木) 18:23:41.13 ID:???
>>1より

* * *

この論説の指摘は、米印関係の現状に即したものと言ってよいでしょう。米印関係が何故現在のような状況であ
るかについては、インドは大国であり、非同盟主義の政策を長年取ってきた点が大きく、米印関係が同盟のような
関係になりうるとは考えない方がよいでしょう。インドは、BRICSの一員として、中露とも一緒に開発銀行を
作っています。民主主義という共通の理念でまとまる力と、経済の発展段階が似ているということでまとまる力は、
甲乙つけ難く、それは、状況によるのでしょう。

日印関係についても、インドは国益を独自に判断します。日本と対中共同戦線を簡単にとってくれるとは考えない方が
良いのではないかと思います。グプタの論は、その意味で日本にとっても参考になります。ただ、インドの世論は
親日的ですから、過大な期待は戒めつつも、日印関係強化には努めるべきでしょう。その点、今般の日印首脳会談は、
安全保障面、経済面でバランスの取れた連携強化を打ち出すことができたと評価できます。 (了)

3 :名無しさん@13周年:2014/09/18(木) 18:38:12.22 ID:IXz5NjFlV
インドの立場だったら、

中国と交易する一方で、
ロシアにも接近するでしょ。

ドイツがロシアと交易しながら、
中国に接近するようなもんだわ。

4 :名無しさん@13周年:2014/09/18(木) 19:17:41.20 ID:S6R+UBnLP
印米関係について、パキスタンを突いてる点は評価できる。
今回の支那のシュー訪印についても、イスラムのパキスタンを経済的に見放したと考えてもいい。
米支ともイスラムの独立自立志向に対する警戒感が強くなってる。
とはいえ表向きでは両国ともパとの関係は強化するだろうがね。核持ってるし。
ただし両国と付き合うと荒れて、パキスタンや日本のようになることを注意すべきだ。

5 :名無しさん@13周年:2014/09/18(木) 19:35:04.93 ID:a01W8xhuQ
あぁ渡辺とストーカー仲間ですか、、、
http://i.imgur.com/EWSmyZm.jpg
http://i.imgur.com/BRGpdQE.jpg

キメエよwww

6 :名無しさん@13周年:2014/09/20(土) 01:06:12.73 ID:f76aA1c7C
中国の位置からすると、

パキスタン、ミャンマー、北朝鮮は、
西と南と東の海の出口になってて、
現に港を確保してる。

正面玄関の海が塞がれても、
勝手口は確保してるんだわ。

ついでに言うと、
核ミサイルの配備も関係してくる。

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