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【社会】地震、台風、土砂災害 防災の日に思う 「地学」教育を空洞化させた 文科省と教育委員会の責任は重い

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/09/01(月) 15:21:48.56 ID:???
★防災の日に思う 地学教育を空洞化させた 文科省と教育委員会の責任は重い
2014年09月01日(Mon)  勝村久司 (元中央社会保険医療協議会委員)

◆防災訓練を繰り返しても 防災教育が進まないのはなぜか
関東大震災があった9月1日を「防災の日」、この日を含む一週間を「防災週間」と定め、各地で、防災訓練などが行われる。

これを主導する内閣府も、自治体の防災担当も、悲惨な災害の報道を繰り返さざるを得なかったマスメディアも、
何十年にもわたり、防災に向けた広報活動等を精一杯行ってきたように見える。しかし、いまだに、国民の多くが、
津波からの避難の判断が適切に行えず、土砂災害が起こる可能性が高いところに宅地が造成されているのはなぜか。

その原因は、緊急時や日常の備え等のマニュアルの普及を繰り返すだけで、本質的な防災教育を担うはずの
地学教育が空洞化しているために、基本的な知識や素養が日本の国民全体にかけてしまっているからではないか。

後述するように、日本では、ほとんどの国民全てが高校に進学するが、理科の中で、あらゆる自然災害や防災について
学ぶことができる「地学」の授業を受けた者は、役所の職員にも、学校の理科の教員にも、非常に少なくなっている。
子供を育てる親の多くも「地学」を学んでおらず、そして、今の高校生たちも同じだ。

いくら、マニュアルの普及を繰り返しても、本質的な防災教育はできない。まず、高等学校の理科の教育の中で、
私たちが暮らしているこの日本で起こった、数々の自然災害の歴史と教訓を、風化させずにきちんと教育で伝え、
そして、科学的に自然災害が起こるメカニズムを理解するなど、国民の知識の底上げに努める必要がある。
そしてさらに、マニュアルに書かれていることの理解はもちろんのこと、あらゆる個々の災害に直面しかねない
場面において、自ら、最善の防災対策を適宜、判断できるほどにまで、国民の防災に関するリテラシーを高めて
いかなければいけない。それが、公教育を施している文部科学省と教育委員会の責任ではないか。

しかし、日本の地学教育は、深刻なほどに空洞化してしまっている。

◆新カリキュラムで教科書がつくられなかった「地学」
理科教育は、誰もが知るように、「物理」「化学」「生物」「地学」の4つに分類されている。
この内、「地学」は、地震、火山、気象、宇宙、という、まさに私たちを取り巻く自然環境を理解するための科目だ。
教科書では、地震、火山、台風等に伴う様々な自然災害の猛威や歴史、そして、それらが引き起こされるメカニズム等が
本編で記載されているだけでなく、防災そのものをテーマにした章も設けられている。大津波も、豪雨の後の土石流も、
何度も繰り返されており、必ず繰り返されるということを実感し、どうすれば少しでも被害を減らすことができるかを
科学的に学ぶのが地学だ。 >>2へ続く

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4156?page=1

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/09/01(月) 15:21:56.33 ID:???
>>1より

しかし、「地学」の空洞化は、今の高校三年生、つまり今度の大学入試から適用される、新しい学習指導要領
(新カリキュラム)の出足から表面化した。

新カリでは、文系用の基礎的な内容を扱う科目として「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の4種類、
理系用として「物理」「化学」「生物」「地学」の4種類の合計8種類の教科書が各出版社から発行される予定だった。
しかし、新カリが適用される生徒が高校二年生になる平成25年時点でも、「地学」の教科書だけが、どの出版社からも
発行されなかったのである。学校からのニーズがほとんどないことがわかっているために、出版社にとっては、
収益が見込めないからだろう。

その結果、文部科学省は、急遽、「地学だけは、新カリキュラムの授業を行う際に、旧カリキュラムの教科書を
使用することもやむなしとする。文科省で旧カリと新カリの対応表を追って作成する」という旨の通知を全国の
教育委員会に出さざるを得ないような事態となったのである。

今年からはようやく二社が「地学」の教科書を出版したが、高校では、理系の大学等に進学する生徒たちは、
「物理」「化学」「生物」の三科目から二科目を選択するのが当然にようになって久しい。つまり、理系の生徒は
「地学」を学ばないのである。このことは、結果として、日本中の小中高の理科の先生の多くが、「地学」を学んでいない、
だから、「地学」を教えられない、だから次の世代も地学を学ぶことができない、連鎖になってしまっている。
これが、地学教育を空洞化させた負のスパイラルだ。(以下略)

3 :名無しさん@13周年:2014/09/01(月) 16:45:28.28 ID:rKR7DW2Aj
言われて見れば高校時代は「物理」「化学」「生物」しかやらなかったわ
文系だったから「地学」という科目があることすら知らなかった

大学の共通教育で「地学」っぽい授業は2コマぐらいとったかなぁ
といっても、地層と石灰岩ぐらいしか勉強してなくて地学に連なる防災学みたいな授業は無かったし
中高で、もっと地学、防災学を勉強させるべきだわね

4 :名無しさん@13周年:2014/09/01(月) 19:18:48.05 ID:IMDvFyyDd
その理由はな
原発だよ

地学を勉強したら
原発の立地できる場所など日本中どこにもないことがわかってしまうから

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