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【科学】なぜ?あの絶食深海生物「ダイオウグソクムシ」の胃からビニールやゴムなど人工物 死因との関連は…

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/08/28(木) 14:27:49.71 ID:???
★なぜ?あの絶食深海生物「ダイオウグソクムシ」の胃からビニールなど人工物 死因との関連は…
2014.8.2808:55

5年間の絶食記録や独特の姿で人気が集まる深海生物ダイオウグソクムシの胃から、
ビニールやゴムなどの人工物が見つかる例が国内の水族館で相次いでいることが28日、分かった。
メキシコ湾などの生息地で深海に沈んだごみを誤って食べた可能性がある。

◆絶食5年超…深海ゆえ「分解できず」
水族館の担当者は「人間が捨てたごみが、深海の生き物にまで影響を与えているという事実を知ってほしい」
と海の環境保護を訴えている。

ダイオウグソクムシはメキシコ湾などの深海底に生息し、体長50センチ、体重1キロにもなるダ
ンゴムシの仲間。海底に沈んだ死んだ魚などを食べる「海の掃除屋」とも呼ばれる。

人工物は、鳥羽水族館(三重県)、葛西臨海水族園(東京都)、沼津港深海水族館(静岡県)が飼育
していた計4匹から見つかった。

鳥羽水族館によると、1月に死んだ個体を解剖した結果、未消化の魚肉とともにゴム数本と化学繊維と
みられる固まりが見つかった。この個体は昨年7月ごろ、メキシコ湾の約800メートルの深海で捕まえたという。
また5月、今も生きている個体のふんからも段ボールとみられる紙片が発見された。

5年間何も食べなかったことで有名になり、今年2月に死んだ個体からは、人工物は見つからなかった。

飼育担当の森滝丈也さんは、輸送中や水族館で混入する可能性は低いとしており、「深海で餌と一緒に
食べたと思う。海はきれいなイメージがあるが、海底はごみで汚染されているのではないか」と話した。

沼津港深海水族館では、7月に死んだ個体から長さ10センチ、幅5センチの透明ビニールと段ボールの
ような紙が見つかった。胃がガスで膨らんでおり、消化不良になったとも考えられるが、死因との関連は不明としている。

【深刻化する海のゴミ問題】
プラスチックは安価で丈夫な素材として普及する一方で、分解されにくいため、ごみとして海を漂う漁具が
オットセイや鳥に絡まるなど問題を引き起こしている。需要量は中国を中心に増加しており、専門家は
「ごみの増加が今後深刻な問題になる」と指摘する。

世界のプラスチックの生産量は年間約2億5千万トン。多くのプラスチックごみは回収されるが、
一部は河川などを通って海に流出し、漂い続けたり、海底に沈んだりする。

米科学誌サイエンスは6月、世界の海に数百万トンのプラスチックが漂い、その99%は行方が分からない
というオーストラリアのチームの研究結果をニュースサイトで紹介した。海面に浮いているものは波と日光で
細かく砕かれ、海洋生物にのみ込まれる恐れがあり、食物連鎖を通じて人間も影響を受ける可能性があるという。

深海に沈むプラスチックについて、大妻女子大の兼広春之教授(環境材料学)は「半永久的に残る」と警告する。
深海は水温が低く、水深千メートルより深い場所は日光が届かないため、分解が極めて遅くなることが理由だ。

これまでに深海底では、さまざまなごみが見つかっている。海洋研究開発機構は平成3(1991)年、
日本海溝の水深6200メートル付近に沈むマネキンの首を発見し、撮影した。
深海の闇の中、目をつぶるマネキンはいつまでも眠り続けているようだ。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140828/wlf14082808550004-n1.htm

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