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【社会】ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタに敗れ急減

1 :シャチ ★@\(^o^)/:2014/08/04(月) 15:13:35.70 ID:???0.net
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140804-00000046-mai-soci
「ノコギリ」と「ミヤマ」の技
http://img.mainichi.jp/sp.mainichi.jp/select/images/20140804k0000e040172000p_size5.jpg
日本の代表的なクワガタムシである「ノコギリクワガタ」と「ミヤマクワガタ」に、明暗が生じている。ミヤマが近年、
全国的に急減しているのだ。地球温暖化など環境変化の影響とみられるが、立命館大の本郷儀人(よしひと)・
非常勤講師(37)=動物行動学=は、雄同士の戦いでノコギリがミヤマを圧倒し、森の餌場争いを制していると唱えている。

 本郷講師はノコギリとミヤマの雄を実験用の餌台に置き、戦いをビデオ撮影した。結果は、119戦で79対40。
ノコギリがダブルスコアで圧勝した。ノコギリは、大あごで相手を背中側から挟む「上手投げ」と、腹側から挟む
「下手投げ」の2種類の技を使い分けるが、ミヤマは上手投げしか使えない。ミヤマは自分の体の上から
かぶさってきた相手を、大あごで挟むことができないらしい。

 本郷講師は2002年以降、京都市の2地点の雑木林で、夜に樹液をなめに集まるクワガタの個体数を調べてきた。
餌場でノコギリとミヤマが争う様子を頻繁に観察したという。「餌場は雄と雌の出会いの場だ。宅地開発などで
餌場が減少する中、ノコギリにミヤマの雄が追い出され、雌に出会う機会が減っているのではないか」と話す。

 本郷講師によると、2地点のクワガタの数は毎年50匹程度で横ばいだが、06年までノコギリの約1.5倍いた
ミヤマは次第に減少。09年には逆転してノコギリの7割程度になり、11年以降はほぼ見かけなくなったという。

 国立環境研究所の五箇(ごか)公一・主席研究員(保全生態学)によると、ミヤマの減少傾向は全国の愛好家
から報告されている。ミヤマは北方系のクワガタで高山帯を好み、幼虫は気温が25度を超えると死亡率が高まる。
一方、ノコギリは南方系で比較的高温に強く、「温暖化の影響でクワガタの分布が変わり、ノコギリがミヤマの
生息地に進出しているのでは」と指摘する。

 クワガタの生態に詳しい荒谷(あらや)邦雄・九州大教授も、温暖化の影響で西日本の平野部などでミヤマが
減少していると指摘する。その上で「ノコギリが勢力を増す中、雄同士の餌場での戦いの結果が、ミヤマへの
とどめになる可能性がある」と話している。【斎藤広子】

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