【社会】フィリピン人母子無理心中事件きっかけに盆踊りに参加するフィリピン人女性たち孤立防ごうと日本社会に溶け込む努力 [07/18]

依頼スレ＠道芝 ★＠＼(^o^)／

無理心中のフィリピン人母子が日本に残した“種”、在日フィリピン人が大切に育てた…盆踊りに参加するフィリピン人女性たち、孤立防ごうと日本社会に溶け込み
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140719/wlf14071912000005-n1.htm
産経新聞　2014.7.19 12:00

昨年の盆踊りに浴衣姿で参加したフィリピン人ら＝大阪市中央区
http://sankei.jp.msn.com/images/news/140719/wlf14071912000005-p1.jpg

　大阪在住のフィリピン人でつくる自助組織「サウスイーストアジア　コミュニティ協会」の
メンバーが、大阪市中央区で８月に開催される日本人の盆踊り大会に今年も出場する。
「国際交流の架け橋に」と願った参加で、今年で３回目。日本人が踊りを指導したり、
フィリピン人も母国料理を振る舞ったりと、回を重ねるごとに着実に交流を深めてきた。
参加のきっかけは２年前、フィリピン人母子が異国の区内のマンションで無理心中を図った事案。
「二度と悲劇を繰り返さない」。そんな思いが両国住民の距離を縮めている。（上岡由美）

■熱心に練習

　中央区千日前のビル１階にある弘昌寺に６月８日、ジーンズにＴシャツなどラフな
格好の協会メンバー約１０人が盆踊りの練習に集まった。

　河内音頭が鳴り響く寺の中で、協会を支援している地元の主婦から振り付けなどを教わり、
輪になって基本ステップを覚えたり、音楽に合わせて実際に踊ったりした。

　「フィリピン人は踊ることが大好き。昨年は協会として盆踊り大会に参加して、
初優勝したんですよ。ニコニコ笑顔で踊ったところが良かったみたい。今年も優勝したい」

　協会の代表を務める石村アニータさん（５０）が流暢（りゅうちょう）な日本語で話す。

　この日の練習の参加者には子供３人も含まれ、「フィリピンに盆踊りはありませんが、
いろんなダンスを習います。浴衣を着たことがない子供もいるので、みんな楽しみに
しています」と目を細めた。

■難しい異国交流

　大阪・ミナミにはフィリピン人が約５００人暮らしているとされる。繁華街という
土地柄もあり、夜の仕事に従事する人が多い。言葉の壁があって悩みを打ち明ける友人が少なく、
地域住民との交流も希薄になりがちだ。

　そんな中、平成２４年４月に悲しい事件が起きた。

　中央区のマンションに住むフィリピン人女性が無理心中を図ろうと、長男（当時６歳）と
長女（同４歳）を包丁で切りつけ、長男が死亡。長女は重体となった。

　府警の調べなどによると、女性には以前から精神的に不安定なところがあったといい、
近所の住民も女性の部屋から子供の泣き声を聞いていた。

　女性が周囲との交流を閉ざされて孤立し、育児ストレスなどで精神的に
追い詰められた可能性もあるという。

　亡くなった長男をよく知る別のフィリピン人女性は「事件前の日曜日、教会でその子供と
ずっと手をつないでいました。事件を知ってすごくショックで泣きました。とても
かわいい子だったんですよ」と振り返る。

　アニータさんも「本当にびっくりしました。子育てに熱心だったそうで、自分だけで
問題を抱えて、きっと疲れてしまったんでしょうね。言葉の壁があるので、誰にも
相談できなかったのでは…」と胸を痛めている。

■悲しみを超えて

　事件の後、弘昌寺の住職で地元の民生委員も務めていた鳥居学さん（５４）は
「ミナミで暮らす外国人が孤立しないように、地域で助け合う仕組みが必要なのでは」と考え、（以下略）

【社会】フィリピン人母子無理心中事件きっかけに盆踊りに参加するフィリピン人女性たち 孤立防ごうと日本社会に溶け込む努力 [07/18]

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