【政治】全国知事会議、少子化で「非常事態宣言」＝対策の抜本強化を求める [7/15]

かじりむし ★＠＼(^o^)／

少子化で「非常事態宣言」＝対策の抜本強化を－全国知事会議
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2014071500645
時事通信　2014/07/15-20:14
　

　佐賀県唐津市で開かれている全国知事会議は１５日午後、少子高齢化の急速
な進展を背景とした人口減少問題について、この問題に詳しい増田寛也元総務
相を招き、初めて集中的に議論した。深刻な状況を迎えつつあるとの認識を改
めて共有。「少子化非常事態宣言」を採択し、国・地方を通じて少子化対策の
抜本強化に取り組むべきだとの考えを打ち出した。

　宣言は現状に関し、「国家の基盤を危うくする重大な岐路に立たされている
と言っても過言ではない」と強調。「今から直ちに取り組めば、将来の姿を変
えていくことは十分に可能だ」とした上で、「今こそ思い切った政策を展開し、
国・地方を通じたトータルプランに総力を挙げて取り組むべき時だ」と表明
した。

　採択に先立つ議論では、増田氏が、民間の研究機関「日本創成会議」の分科
会座長として作成に携わり、５月に公表した「消滅可能性都市」に関する報告
書の内容を説明。「少子化対策と東京一極集中対策を同時に行っていくことが
必要だ」と訴えた。これに対し、出席者からは「危機的な状況だ」（浜田恵造
香川県知事）などと、同調する意見が相次いだ。

　増田氏らの報告書は、独自に推計した２０４０年時点の全国市区町村別人口
に基づき、全体の約５割に上る８９６自治体で、１０年から４０年までの間に
若年女性（２０～３９歳）が半分以下に減ると分析。これら自治体は、出生率
の低下などに伴う人口減に歯止めがかからないことから、「将来消滅する可能
性がある」と警鐘を鳴らしている。