【国際】インド長老の命令で14歳少女が「報復レイプ」被害=通報した時、少女の衣服は「血まみれだった」

ウォール・ストリート・ジャーナル　 ADITI MALHOTRA　
2014 年 7 月 14 日 13:48 JST　http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303484504580028314073219100
http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-DQ726_iwomen_G_20140711090107.jpg　Associated Press
↑ウッタルプラデシュ州で少女2人がレイプされたという事件への抗議活動（5月）

　【ニューデリー】女性を暴行しようとした男への罰として、男の14歳の妹が村の長老の命令でレイプされる事件がインド北部の村で起きた。
地元警察が明らかにした。

　事件が起きたのは今月7日。警察によると、妹は男が起こしたとされる暴行未遂事件の被害者の夫にレイプされたと話している。
命じたのはスワング村の長老だったという。

　ジャールカンド州警察の広報担当者によると、報復レイプを行ったとされる男と少女の兄は11日の段階で警察に拘束されているが、
まだ訴追されていない。警察は長老も逮捕した。捜査は継続中だという。
（略）
　インドでは今年1月、西ベンガル州の20歳の女性が別の村の男性と交際した罰として、長老ら13人の男に集団でレイプされる事件が発生、
インド全土で激しい抗議の声が上がった。

　インドの村には非公式の長老会議があるが、最高裁判所は違法との判断を下している。村には長老会議とは別に選挙で選ばれた村議会が存在し、
地方政府の役割を果たしている。
（略）
　警察の広報担当者によると、妹は事件後、父親と一緒に近くの警察署に出向き、通報した。少女の衣服は「血まみれだった」という。
警察は事情聴取のあと、少女を近くの病院に運んだ。