【関西電力】関電・八木会長辞任へ、岩根社長は調査終了後で調整　政府や世論などの批判が高まっており、経営責任を取る

擬古牛φ ★

★ 関電・八木会長辞任へ、岩根社長は調査終了後で調整

2019/10/9 0:25

関西電力の役員らの金品受領問題を巡り、八木誠会長（69）が複数の関係者に辞意を伝えたことが8日分かった。
同社役員ら20人が福井県高浜町の元助役から3億2千万円相当の金品を受け取ったことやその後の対応で、
政府や世論などの批判が高まっており、経営責任を取る。
岩根茂樹社長（66）は関電が今後設置する第三者委員会による調査結果の取りまとめまでは留任し、
その後辞任する方向だ。

関電が9日に開く臨時取締役会で八木会長の辞任を決めるもようだ。後任の会長を置くかを含め調整を急いでいる。
八木氏は関西経済連合会の副会長、岩根氏は業界団体の電気事業連合会の会長も辞任する見込みだ。

金品問題は高浜町の建設会社「吉田開発」への税務調査を機に今年9月下旬に表面化。
岩根社長は金品を受け取った役員らについて当初「個人情報」として大半を開示しなかったが、
10月2日の2度目の記者会見では2018年9月にまとめた内部調査報告書を公表。
受け取った役員ら20人の大半の氏名や、現金や商品券のほか、スーツ仕立券や金貨といった金品の内容を明らかにした。

報告書では元助役に発注予定の原発関連工事の概算額などの情報を提供したことは認めたが、
関電の発注自体に不正はなかったと結論づけていた。

関電は2日の記者会見で新たな第三者による委員会を設けて再調査し、報告を年末に取りまとめる考えを示していた。
八木会長、岩根社長とも再発防止策を進めるとして続投を表明していた。

ただその後も、社内調査の対象としなかった元幹部が金品の受領を認めたほか、
建設会社が直接関電の役員らに金品を渡していたケースが発覚するなど疑惑が拡大。
国や自治体からも経営責任を問う声が高まっていた。

関電は八木会長が調査結果の取りまとめを待たずして辞任することで事態の収拾をはかる考え。
岩根社長は年末に第三者委による調査結果が出るまでは続投する意向だ。

日経新聞　https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50774380Z01C19A0MM8000/

【関西電力】 関電・八木会長辞任へ、岩根社長は調査終了後で調整 政府や世論などの批判が高まっており、経営責任を取る

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