【国際】記者死亡への関与認めるもサウジに欧州各国から批判相次ぐ

モチモチの木φ ★

（>>2から続き）
■「圧力かけ続け真相を明らかに」国際ジャーナリスト団体

パリに本部がある「国境なき記者団」のクリストフ・ドロワール事務局長は、20日、ツイッターに
「サウジアラビアに断固とした強い圧力をかけて今回の事件の真相がつまびらかになることを期待している」
と投稿し各国が協調してサウジアラビアへの圧力をかけ続けるよう求めました。

そのうえで「サウジアラビアへの圧力を取り除こうとする試みや妥協する政策を受け入れることは、
調査報道や問題提起に携わるジャーナリストを投獄し、むち打ちし、そして殺害してきたサウジアラビアに
『殺人の許可証』を与えることになる」として国際社会に対し、サウジアラビアに断固とした対応をとるようくぎを刺しました。

■トランプ「大きな一歩だが真相を知りたい」

アメリカのトランプ大統領は訪問先の西部ネバダ州で「大きな一歩だ」としながらも
「真相が解明されるまでは満足ではない。真相を知りたい」と述べました。
そのうえで事件に関与したのかどうか注目されているサウジアラビアのムハンマド皇太子と近く電話で会談する考えを示しました。

さらに、トランプ大統領はサウジアラビア政府との間で合意した1100億ドルに上る武器や装備品の売却については
「アメリカが損害を被る」として売却する立場は変わらないと重ねて強調する一方で、サウジアラビア政府に対しては
「制裁を含めて他の措置も可能だ」と述べ、武器売却の見送りではなく、別の手段でも厳しく対応できるとの考えを示しました。

（>>4へつづく）