【外交】アジア外交おろそかな安倍首相、内憂外患　電撃中朝会談ショック、メンツ丸つぶれ　永田町では「日本の“に”の字も出ていないが大丈夫か？」の声

擬古牛φ ★

★安倍首相、内憂外患　電撃中朝会談ショック、メンツ丸つぶれ

　北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中国を訪問し、２６日に北京で習近平国家主席と初めて会談した。
両国の国営メディアが２８日に報じた。金氏が最高指導者に就任後、初の外遊。
２７日に佐川宣寿前理財局長の証人喚問を終えた安倍政権は、今後の外交で支持率回復をもくろんでいただけに出はなをくじかれた格好だ。
永田町では「日本の“に”の字も出ていないが大丈夫か？」の声が漏れた。

　前日の２７日に衆参両院の予算委員会で行われた佐川宣寿前理財局長の証人喚問では
「官邸としては合格点の答弁」（官邸関係者）との声も上がり、与党は幕引きへの手応えを感じていた。
そんな中に届いた電撃訪中の一報。

　安倍晋三首相は参院予算委員会で「重大な関心を持って情報収集、分析に努めている。
中国側からもしっかりと説明を受けたい」と述べた。政府は中国政府に会談内容の説明を求める方針。

　一方で米ホワイトハウスのサンダース報道官は正恩氏の訪中について「中国政府から２７日に説明があった」と明らかにした。
韓国大統領府関係者も「中国政府から事前に連絡があった」と説明。北朝鮮と米中韓３カ国との対話の機運が高まる中で、
日本が置き去りにされるのではとの懸念が永田町で広まった。

　森友問題で財務省による決裁文書改ざんが明らかになってから、支持率が急落した安倍政権。
共同通信社が今月１７、１８日に実施した世論調査では３８・７％。
今月３、４日の前回調査から９・４ポイントも下がり、他の報道機関の調査でも軒並み３０％台に落ち込んだ。

　４?５月に見込まれる南北、米朝の首脳会談を控え、与党関係者には「外交でアピールすれば、支持率も回復するだろう」とのもくろみがあった。
政界関係者は「アジア情勢の場外に置かれるような状況に、答弁する首相の顔にも焦りの色が浮かんでいたように見えた」と語る。

　政治評論家の有馬晴海氏は「５月にも米朝首脳会談が開かれる可能性がある中、日本だけ蚊帳の外という雰囲気が強くなった」と指摘。
「安倍首相は日米関係を最重視してきたが、足元のアジア外交まで米国に主導権を握られ、おろそかになっていた印象だ」と語った。

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【外交】アジア外交おろそかな安倍首相、内憂外患　電撃中朝会談ショック、メンツ丸つぶれ　永田町では「日本の“に”の字も出ていないが大丈夫か？」の声