【中国】仏テロ追悼デモで「言論の自由を守れ」と行進する中国の笑止

モチモチの木φ ★

■仏テロ追悼デモで「言論の自由を守れ」と行進する中国の笑止

穏やかに幕を開けたかと思った２０１５年。
ところが、１月７日にパリの風刺週刊紙シャルリー・エブドが銃撃される事件が起きました。
これが私の今年初の大仕事となりました。

一部には実行犯の兄弟２人と、女性警察官を射殺し、
ユダヤ系食料品店に立てこもって客らを殺害したもう１人の男に理解を示す論があるかもしれません。
また、彼らが崇拝するイスラム教の予言者ムハンマドに対する風刺は冒涜に等しいことから、
彼らの怒りはもっともだと理解を示す人もいるでしょう。

しかし、なのです。
そもそも、テロで言論を封じ込めようとする行為は言語道断です。
彼らを殺害しようとしたわけでもない編集者や風刺画家、ユダヤ系食料品店にいた一般客を殺害する理由は全くありません。
報道に携わる若輩記者として、暴力で言論を封殺しようとする動きには断固反対します。
シャルリー・エブド銃撃とユダヤ系食料品店の立てこもりなどで命を落とした計１７人の方のご冥福をお祈りします。

一方で、一連の事件をめぐる各国政府や報道のあり方に違和感を持たずにはいられません。
すでにいくつかの海外メディアが指摘していることですが、フランスで１１日に開かれた追悼デモに参加し、
「言論の自由を守れ」と、フランスのオランド大統領らと行進した外国政府のリーダーの中には、
エジプト、トルコ、ロシア、アルジェリア、アラブ首長国連邦など、自国で言論の自由を堂々と弾圧している面々がありました。

ジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」（本部・パリ）が発表した最新の「報道自由ランキング」によると、
調査対象となった１８０カ国中、エジプトは１５９位、トルコ１５４位、ロシア１４８位、アルジェリア１２１位、ウエア１１８位－となっています。
彼らが神妙な顔で行進するのをこうした国民らは、どう思うのでしょうか。
あからさまなダブルスタンダードに失笑するしかない、または怒りを覚えるのではないでしょうか。
（>>2へ続く）

ソース：http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/news/20150114/zkj1501141140001-n1.htm