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【南シナ海】マレーシアと中国間に目立たぬ領海紛争

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/06/25(水) 15:42:29.38 ID:???
★マレーシアと中国間に目立たぬ領海紛争
2014 年 6 月 25 日 10:49 JST

国際エネルギー企業のコンソーシアムがマレーシア沖合で天然ガス層を発見したことで南シナ海の一角が関心を集めている。
ここは中国も領有権を主張しているが、これまで目立った紛争は起きていない。

マレーシア・サラワク州の沖合約144キロメートルの海底で天然ガス層が発見されたとの発表が23日にあったが、
中国から公に不満の声は出ていない。これは数年前のマレーシアによる石油・ガス探査・生産についても言えることで、
この海域は中国が以前に領有権を主張した範囲に入る。

ここで対立が生じていないことは、1000キロ北での中国とベトナムとの紛争とは対照的だ。
両国の沿岸警備艦艇と漁船は5月初め以来、中国が紛争海域に建設した石油リグをめぐって衝突してきた。

中国とマレーシアの関係は、マレーシアが領有権を主張する海域も含めて中国が海洋進出を進めているにもかかわらず、損なわれていない。
専門家は、これは両国が互いに遠く離れていることと、相互に強い経済的結び付きがあることの2つが要因になっているとみている。

中国外務省は24日、ウォール・ストリート・ジャーナルに対し文書で「マレーシアと中国は南シナ海で紛争を抱えている。
しかし、両国は問題を適切に取り扱うことで広範なコンセンサスを共有している」と述べた。

一方のマレーシア政府は中国の軍事的誇示にも、最大の経済パートナーである中国とのいかなる紛争にもあまり口出し
しないという政策を取り続けている。同政府からのコメントは得られていない。

南シナ海東部ではフィリピンと中国との対立がますます強まっており、東シナ海では中国と日本の戦闘機や艦艇がしばしば、
両国がともに領有権を主張する海域で接近している。

南シナ海の豊富な石油・ガス資源の一部はマレーシアのサバ、サラワク両州(いずれもボルネオ島)の沖合にある。
米エネルギー情報局(EIA)によると、マレーシアの天然ガス生産のほとんどはここで行われている。

現在は少なくとも9つの石油・ガス鉱区があり、2年以内に生産が始まる見込みだ。参加しているのはロイヤル・ダッチ・シェル、
米マーフィー・オイル、それに米コノコフィリップスで、一部のプロジェクトはマレーシア国営ペトロナスとの合弁で行われている。
マーフィー・オイルは、1999年から探査をしているが、中国の主張を心配したことはないとしている。コノコフィリップスからのコ
メントは得られていない。 >>2へ続く

http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303319204579645222757300700
中国が主張する領海(赤の点線)とマレーシアが主張する領海(黄色の線)
http://si.wsj.net/public/resources/images/AI-CJ339_SEACLA_G_20140624110912.jpg
※参考 中国が主権を主張するジェームズ礁
http://img.news-us.jp/googlemap-soboansa-140127.jpg
http://nanyang.com.my/files/preview/292x300.2012.03.19.120319ff.jpg

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/06/25(水) 15:42:38.80 ID:???
>>1より

最新のガス層発見はムバダラ・ペトロリアムが発表した。同社はSK320鉱区の55%の権益を持ち、残りはペトロナス(25%)と
シェル(20%)が保有している。ムバラダはコメントを拒否した。シェルはこのほかにサラワクとサバの沖合にあるいくつかの
鉱区で20?85%の権益を持っている。同社は領有権問題に関する質問に回答を寄せていない。

南シナ海などでの上流プロジェクトに350億ドル(約3兆5700億円)の予算を計上しているペトロナスも、開発鉱区の位置や
中国からの考えられる反応などについてコメントしていない。

中国はいわゆる「九段線(nine-dash line)」を用いて南シナ海のほとんど全域を自国領ととしているが、その地図の正確な
座標を示したことはない。コンサルティング会社IHSの上流研究部門のトップ、ディラン・メア氏によると、この九段線は
サラワク州の沿岸から55キロのところまで迫っている。マレーシアが管轄している400以上の探査井や数百の開発井、そ
れに海上プラットフォームはこの線よりさらに沖合にある。

東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国は、南シナ海での紛争を解決するための行動規範策定でほとんど前進していない。
ベトナムやフィリピンなどの個々の国は中国へのより厳しい集団的対応をしようとしている。その領海が中国側と重なる
マレーシアとブルネイはあまり目立たない。一方で、中国の親密な同盟国であるカンボジアは、これまでの紛争をめぐる
ASEAN討議では中国側に付いている。

シンガポールの東南アジア研究所(ISAS)のシニアフェロー、イアン・ストーリー氏は「マレーシアとブルネイは南シナ海
での緊張を重視しないようにする傾向があり、ベトナムやフィリピンとは違って、紛争は両国の対中関係に影を投げかけていない」と述べた。

マレーシア当局によると、中国はマレーシアにとって、昨年までの5年間連続で最大の貿易相手国で、昨年の往復貿易額
は620億ドルだった。両国間にはエネルギー面での強いつながりがある。マレーシアは第3位の中国向け液化天然ガス(LNG)
供給国であり、4月には国営中国石油化工(シノペック)がカナダでのペトロナス主導のプロジェクト(パシフィック・
ノースウェストLNG)に参加することに同意した。

しかし、中国はマレーシア近くの南シナ海で軍事プレゼンスの拡大を図っている。今年1月には中国海軍の艦艇団が同国と
ベトナムが領有権を主張する西沙(パラセル)諸島周辺でパトロールをし、その後、マレーシア沿岸から約80キロ沖合にある
ジェームズ礁に移動した。ここも中国とマレーシアの双方が領有権を主張している。艦艇団はさらに、中国が領有権を
主張する海域を通り抜けてインド洋に入り、中国の軍艦によるインドネシア南方での初の演習を行った。

IHSの船舶追跡データによると、中国の調査船「中国海監23」は3カ月前にサラワク沖を航行し、その後、フィリピン・パラワン島の
北にあり、領有権紛争が生じているミスチーフ礁の近くに現れた。中国はここで建設作業をしている。

こうしたことから、専門家らは南シナ海南部での現状は圧力にさらされているのではないかとしている。

ストーリー氏は「マレーシアは南シナ海政策を変えなければならないかもしてない」とし、「おそらく早い時期に
マレーシアは中国に対してより厳しい姿勢を取らざるを得なくなる可能性がある」と語った。

3 :名無しさん@15周年:2014/06/25(水) 15:44:36.01 ID:VoE5NzY+m
つーかもうマレーシアは方針転換中じゃん?

4 :名無しさん@15周年:2014/06/25(水) 15:57:46.21 ID:U+QkY0dta
>>3
だね

しかし、中国は全ての国を敵に回すのか
あ、属国韓国がいたか

5 :名無しさん@15周年:2014/06/25(水) 16:05:19.57 ID:rcT6tle1S
マレーシアも対中国に厳しい態度とるの?

6 :名無しさん@15周年:2014/06/25(水) 17:55:46.19 ID:FzYBO5poC
隣接する地域は全部自分の物と思ってるんだろうなぁ

7 :名無しさん@15周年:2014/06/26(木) 01:36:08.06 ID:c9Qp6czbK
中華の威光が及ぶ範囲は中華、
ってのが伝統的な中華観なんだよ。

その外に蛮族が住んでる。

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