思い出に残るドリフ 〜いかりや長介氏に捧ぐ〜
- 23 :大人になった名無しさん:04/03/28 20:07.net
- ちいさい頃は全員集合が大好きだった。
一番の仲良しといつもカトケンごっこをしていた。
僕が志村でそいつが加藤。
顔マネをしてはいつも先生に怒られていた。
そのうちひょうきん族が始まって、なんだかそっちが気になりだして、
僕はだんだんそいつと遊ばなくなっていった。
いつの間にか、毎回同じシチュエーションでコントを続けるドリフが幼稚に見えてきた。
僕がたけしさんまで大笑いするようになる頃、
全員集合は僕の知らないうちにひっそりと終っていた。
しばらくして僕は父の仕事の都合で田舎の町へ引っ越した。
あたりまえだけど、風習、友達、景色、すべてが違う環境で、
僕は新しい土地に馴染めないでいた。
学校が終ればいつも前の学校に戻りたくて泣いた。
本当に毎日泣いていた。
ある日、テレビをつけたらドリフ大爆笑を放送していて、
僕は泣きながらドリフを見た。
昔から何も変わらないドリフのコントを見て、
僕は久しぶりに笑った。
声を出して笑ったのは本当に久しぶりだった。
ドリフを見て、変わらないものがある、と思えたから
僕は泣くのをやめた。
前の学校の出来事も、大事な思い出と思えるようになった。
さよならするのは辛いけど、ドリフで笑った幼少時代は
僕の大事な思い出です。
大切な思い出をどうもありがとうございました。
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