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--佛教論議の伽藍スレ-- 第六巻

506 :神も仏も名無しさん:2020/04/05(日) 23:01:43 ID:D4EYb196.net
>>500
後半が顛倒から離れて解脱している状態
前半は顛倒の中にあり輪廻(これも概念ですが)している状態

どちらもこの世界での状態。
なので輪廻と涅槃には差別の相はありません。
違うのは凡夫と解脱者の世界観ということになります。

悟りの目から見れば「涅槃は有に非ず、無に非ず」、有でも無でもないものに分別はありません、故に輪廻とニルヴァーナには区別はありません。

※「中論」第一八章 アートマンの考察
七 心の境地が滅したときには、言語の対象もなくなる。真理は不生不滅であり、実にニルヴァーナのごとくである。
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1214406&id=9529993

輪廻と涅槃は不二(あなたも最初に仰っていましたが)なので輪廻が滅すれば涅槃も滅します。
故に「涅槃の究極なるものはすなわち輪廻の究極である。」ということになります。

以上、龍樹によれば。
そして大乗仏教はこの観想を踏襲していきます。

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