2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

--佛教論議の伽藍スレ-- 第六巻

420 :神も仏も名無しさん:2020/04/01(水) 23:31:22 ID:LBtRxxUj.net
ちなみに同書によると、
中論第二五章の第七、八詩で排撃されている「ニルヴァーナは無であるという説」は経部(経量部)のニルヴァーナ論。
経部は、ニルヴァーナを無であると解し、あるいは「無のみなること」ともいう。
とくに「のみ」という制限を付けるのはニルヴァーナを実体視する考えを防ぐためであると説明されている。経部は一般に無為法を実体視する説に反対している。
また『成実論』も、「またニルヴァーナを無法と名づく」というから同じ考えなのだろう。
とのこと。

更に中論で次に論破している、ニルヴァーナを「亦有亦無」となす説は犢子部(プロガラという輪廻主体を立てたことで有名な部派)、
次の「非有非無」となす説は修多羅人(経典を奉ずる人)の説であると『般若灯論釈』(中観派の清弁による中論の注釈書)に記載があるそうです。
(龍樹がこれだと認めた第10詩のニルヴァーナは「「非有亦非無」…ややこしいw)

総レス数 748
599 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200