2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

聖公会 パート6

394 :神も仏も名無しさん:2019/12/27(金) 09:47:45.17 ID:ydy14tv9+
39箇条について、日本聖公会組織成立に際し39箇条を信仰の基準として採用批准するかどうかで
大揉めに揉めた記録が残っている。つまり、
1859年(安政6年)米国監督教会、次に、1866年(慶応2年)英国聖公会宣教協会The Church Missionary Society/(CMS)、
更にその次の1873年(明治6年)英国聖公会福音宣布協会The Society for the Propagation of the Gospel /(SPG)
よりそれぞれ宣教師派遣があり、それらが別々に伝道活動が行われていたが
三者合同すべしとの機運が高まり合同会議が何十回にもわたり開かれた。
合同についての一番の障害は聖公会はプロテスタントなのかそうでないのか
信仰大綱としての39箇条の扱い、米国監督教会は正式名称自体The Protestant Episcopal Church in the USAであり、
使徒継承をうたうもののプロテスタントだと主張し、
歴史的信仰大綱39箇条を確守すべきだとの主張があった。英国から来たCMSの方もこれに同調したが、
元々ハイチャーチを標榜し、ローマカトリックへの回帰を念願するSPGの方は、39箇条の存在自体を忌まわしく思っていたため
意見がまとまらなかった。結局は伝道を重視し、組織の統合を計るべく39箇条を特定の時代の特定の状況下に置かれた英国聖公会が、
英国国民統合の宗教とせざるを得ず設けた信仰的立場であると「理由付けし、断定し」採用を見合わせたことは有名である。
採用を見合わせることにより、39箇条に表明された聖公会の信仰教理が明確にできないという主張もあったが、
祈祷書に記載されている公会問答を肉付けて行くことで十分に満たされる、ということになり、話し合いが決着した。
しかし、公会問答は洗礼あるいは堅信教育において表面的な読み込みと解説に終止し、聖餐式説教も講解説教が皆無のため
信仰教理のわからない信仰音痴の信徒が大部分である。キリスト教信徒にあるまじき異教習慣を何の抵抗も無く行う信徒が多いのは
そういった背景のあることも理由の一つといわれている。こういったことは、プロテスタント教界は言うに及ばず、
ローマカトリックでも語られ知られた事実である。教役者も然りといわれている。
なお、日本以外の聖公会祈祷書には39箇条は掲載されている。

総レス数 1114
296 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200