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用水路なぜ危険? 転落死、全国最多の地から見えた落とし穴 [蚤の市★]
- 1 :蚤の市 ★:2023/10/09(月) 10:43:51.92 ID:1nYx4jWA9.net
- 用水路に人が転落して亡くなる事故が後を絶たない。警察庁によると、2022年に全国で死亡したのは68人。都道府県別では富山県が最多の16人を占める。県の集計では、この10年間で計193人もの人が命を落とした。なぜ富山で多発するのか。背景を探ると、用水路が身近にある地域ならではの厄介な落とし穴があった。
水深20センチでも「溺死」
「水の深さは20センチもなかった。でも見つけた時はもうダメだと思った」。6月14日、富山県魚津市内の農業用水路で倒れている男性(当時82歳)を発見した妻は振り返る。男性は肥料を散布する「動力噴霧器」を背中に担いだまま、自分の田んぼの脇で倒れていた。噴霧器は本体だけで十数キロあり、そのまま狭い用水路に倒れ込むと身動きが取れなくなるという。水深が浅くても倒れた体で水かさが増し、溺れる危険性が高い。男性が倒れた用水路の幅は約50センチ。死亡が確認され、県警は「溺死とみられる」と発表した。
近くで農業を営む男性によると、幅1〜2メートルの用水路は危険箇所にふたが設置されている。小規模な用水路にもふたをすれば安全だが、中にたまった石や泥をさらい出す共同作業があり、ふたがあれば支障が出る。簡単な解決策はなく、亡くなった男性の妻は「用水路は危ないどころじゃない。せめて人が流された時に止めてくれる粗めの網をつけてほしい」と訴える。
総延長は1万キロ超
警察庁の調べでは、全国の用水路で死亡したのは22年までの4年間で計253人。都道府県別の最多は富山の55人で、山形19人、福島17人、岡山13人と続く。
なぜ富山で突出しているのか。…(以下有料版で,残り1639文字(全文2318文字))
毎日新聞 2023/10/9 10:00(最終更新 10/9 10:00) 有料記事 2318文字
https://mainichi.jp/articles/20231005/k00/00m/040/066000c
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