「成果見えにくい」政策も　神奈川県議会各会派　黒岩県政の課題指摘 [蚤の市★]

1 ：蚤の市 ★：2023/01/12(木) 08:59:24.90 ID:TEmLDNbF9.net

　神奈川県議会の敷田博昭議長と主要五会派の団長は十日、新年に当たり共同で記者会見を開き、四選出馬を先月表明した黒岩祐治知事の県政運営について、評価と課題を語った。議長、各会派とも一定の評価をしつつ、病気になる前から対策を取る「未病改善」などの政策は「成果が見えにくい」との指摘が共通した。
　敷田議長は知事の「発信力」を評価しつつ、新型コロナウイルスの医療体制が不十分だとし「地に足の着いた行政運営」を求めた。自民党の長田進治団長は「東日本大震災の直後に知事になった。津久井やまゆり園事件を受けて福祉の根本から考え直す事態になり、課題に果敢に取り組んできた」と評価した。
　立憲民主党・民権クラブの斉藤尊巳団長は「自殺対策は成果が出ている」としつつ、「ヘイトスピーチ対策は会派が求めているものと乖離（かいり）している」と課題を指摘した。公明党の亀井貴嗣団長は、新型コロナ対策に民間人材を積極登用したことなどを挙げ、「おおかた評価している」とした。
　共産党の井坂新哉団長は、新型コロナの臨時の医療施設を早期に設けたことは評価したが、「県民の切実な要望を実現する姿勢が足りない」と注文を付けた。かながわ県民・民主フォーラムの近藤大輔団長は「一定の評価はしているが、まだまだできることはある」と話した。
　また、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）との関係や「政治と金」の問題で国政を中心に政治不信が高まっている点について、それぞれ「地に足の着いた活動をしていく」「成果を地道に訴える」「むしろ厳しく見てもらって淘汰（とうた）が進めば良い」などと回答した。（志村彰太）

東京新聞　2023年1月12日 07時08分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/224778