2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

連日の満席…「ウエスト」がタイで復活させた“福岡の味”にかける思い [蚤の市★]

1 :蚤の市 ★:2022/04/12(火) 06:44:55 ID:/STiclBk9.net
 【バンコク稲田二郎】福岡を代表するうどんチェーン「ウエスト」のタイ現地法人が4月、首都バンコクで運営するそば店「生そばあずま」の営業を再開した。新型コロナウイルスの影響で昨年閉店していたが、日本食レストランが多いバンコクから撤退の動きが相次ぐ中、閉店後も懸命に店舗を残し「福岡の味」の復活にこぎ着けた。

 現地法人は2015年12月にバンコクに進出。千店以上の日本食店がある激戦区ながら店舗拡大を進め、3年後には生そば店4店、うどん店、焼き肉店、中華料理店各1店の計7店舗体制となった。売り上げが伸びなかった焼き肉店と中華料理店を閉めた上、新型コロナで20年3月に非常事態宣言が出て店内飲食が一時できなくなり、窮地に追い込まれた。

 現地法人社長の川野敦史さん(55)は配達の導入で乗り切ろうとしたが、日本人観光客が多い地区の店舗を中心に売り上げが激減。約60人いたタイ人従業員が再出発できるよう「給料と退職金を出せるうち」に生そば全店とうどん店を相次いで閉店した。

 「新型コロナで休業した場合、日本では雇用調整助成金などがあるが、タイの支援策はわずか。わが社は助成金を受けられず、この2年は本当に苦しかった」と川野さん。ただ完全な事業撤退はしなかった。生そば店2店については将来の復活を期し、昨年6月の閉店後も家賃を払い続けてきた。

 タイ政府はその後、経済再生を優先させ営業規制を順次緩和。にぎわいが戻りつつあるタイミングを狙って4月1日、日本人が多く住む都心部プロンポン地区の店舗を再オープンさせた。再開後は毎日250〜300人が来店し、満席が続く。交流サイト(SNS)には日本人だけでなく、タイ人からも復活を祝う書き込みが相次いでいる。冷たいつゆに冷たい麺を漬けるそば食文化になじみがないタイでも少しずつ浸透していることに、川野さんは「自分たちが培ってきた福岡の味で今後も勝負していく」と手応えを感じる。家賃を払い続けた別の1店も5月に再開する考えだ。

 原材料費や輸送費の値上がりが続くため、今後は味を変えずに現地調達できる材料の検討を進める。「バンコクでもう一度地歩を固め、他の東南アジアの国に進出したい」。自ら店に出て客を出迎える川野さんは意気軒高だ。

西日本新聞 2022/4/12 6:00
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/905845/

総レス数 167
31 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★