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【熊本水害】「いまさらダムなんて」 五木村民、思い複雑 川辺川ダム計画に翻弄 水没予定地には観光施設も★2 [富豪立て子★]

1 :富豪立て子 ★:2020/07/25(土) 22:23:50 ID:Fw8iNyKe9.net
 「いまさらダムなんて」。熊本県南部を襲った豪雨で甚大な被害が出た人吉市は、建設が中止された川辺川ダムの最大受益地とされていた。水没予定地を抱えていた五木村にとって、国のダム中止を受けて新たな村づくりを進める中、下流域で未曽有の水害が起きた。今後の治水協議ではダム議論が再燃する可能性もあり、村民たちの心中は穏やかではなく、複雑な思いが交錯する。

 「ダムの議論は当然出てくるだろう」。21日、人吉市の惨状を目の当たりにした元五木村職員の村口元吉さん(71)はこぼした。

 現役職員だった1998年ごろ、川辺川沿いの水没予定地から、高台の頭地代替地へ住民を移転させる業務に携わった。「多くの村民が苦渋の決断をして村外に出て行った」と振り返る。

 国は66年、ダム計画を発表。きっかけは、球磨川流域で63年から3年連続して発生した大水害だった。村は当初、村中心部が水没する計画に反発。反対運動も起きたが、村は「下流域のため」と、96年に本体工事に同意した。

 ところが2008年、下流域の首長の反対もあり、蒲島郁夫知事がダム計画の白紙撤回を表明した。09年、当時の民主党政権が建設を中止。村はダムによらない村づくりへの転換を迫られた。

 村口さんも頭地代替地に移り住んだ。村役場を退職し、今は地元の区長を務める。ダムに翻弄[ほんろう]された村や自身の歴史を踏まえ、「ダムの話が出ても、もろ手を挙げて賛成する人はいないだろう」。

 実際、近くに住む豊原袈年さん(74)は「何かあるたび、『ダムを造る』『造らない』と議論になるのはおかしい。今まで通り、ダムによらない治水を考えてほしい」と訴える。

 村は水没予定地に公園「五木源[ごきげん]パーク」のほか、屋外レジャーが楽しめる広場などを整備。観光客はこの10年で12万人から17万人近くに増え、「もう後には戻れない」との声も聞かれる。

 19年4月、水没予定地にオープンした宿泊施設「渓流ヴィラITSUKI」営業支配人の福岩博之さん(57)は「ダムがあったとしても今回の水害を防げたかどうかは分からない」と強調。「ダム計画が凍結されたからこそ、できた施設。ダム建設には反対だ」と言い切る。

 ただ、豪雨災害を受け、蒲島知事は「ダムによらない治水を極限まで検討したい」とする一方、「どういう治水対策をやるべきか、新しいダムのあり方も考える」とも発言。県が治水対策の検証対象に、川辺川ダムの治水効果を含めることも判明した。

 同じ頭地代替地に住む北原束さん(84)は「ダムがあれば、多少なりとも被害を防げたかもしれない」。毎年、各地で豪雨災害が起きていることを踏まえ、「今は従来の河川改修だけでなく、ダムを含めたあらゆる手段を考えないと対応できない」と語気を強めた。

 木下丈二村長は「今は災害復旧の真っただ中。ダムについて予断を持って言える段階ではない」と説明。当面、流域自治体の議論の行方を静観する考えだ。(臼杵大介)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f7d00a5594e0f67b00016d733a73d34cd442952?page=1
https://amd.c.yimg.jp/amd/20200724-00000005-kumanichi-000-1-view.jpg

★1:2020/07/25(土) 19:47:56.33
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1595674076/

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