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【京都】在日コリアンの街で育った日本人の私 引き裂かれ、また継ぐ 浜辺ふうが劇に 「東九条の語り部に」

1 :樽悶 ★:2019/09/02(月) 19:41:06.42 ID:CjEde7tY9.net
※姿煮だ

音楽劇「キルト」の稽古をする浜辺ふうさん(写真中央、京都芸術センター)
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東九条市民文庫(京都市南区)
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浜辺ふうさん(左)作の二人芝居「エコー」公演=2019年6月、京都市南区・九条湯 中山和弘撮影
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浜辺ふうさん
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在日コリアンの人が多く暮らす京都市南区・東九条に育った日本人の女性が、東九条から社会に問いかける演劇に取り組んでいる。浜辺ふうさん(26)が6日から8日まで上演する音楽劇「キルト」は、幼い頃から「おはよう アンニョンハセヨ」が何語なのか区別なく育ったことや、自分が在日ではなく「日本人」である葛藤が反映され、国籍や多文化共生とは何かを突きつける。

浜辺さんは1993年、日本人の両親の間に生まれた。物心つく前から毎年秋、在日コリアンの人らが地域と一緒に開く祭り「東九条マダン」に連れて行かれ、チョゴリを着た。朝鮮の打楽器チャンゴの演奏を覚え、小学3年からマダン劇に出演した。

浜辺さんは脚本を書き、俳優として出演もする「九条劇」を昨年から始めた。前回の芝居「エコー」(今年6月)は漫才形式で、お節介焼きのアジメたち(おばちゃん)や人情あふれる生活実感を紹介し、会場に爆笑を巻き起こしながら進んだが、中にこんなせりふがあった。 「なんかあれから人前でチョゴリ着てたら、だましてるような気持ちになんねんな。でもこれは私の晴れ着でもあるから」

 高校の卒業式でチョゴリを着たのは実体験だ。幼い頃から朝鮮文化と日本文化の区別なく育ち、成長につれ突き当たったこと。東九条という土地への偏見、土地の歴史と在日コリアンの人たちの運動と暮らし。「境目」に育った日本人としてどう語ればいいのか、土地やルーツとは何か。浜辺さんが立ち上げた「九条劇」は、俳優浜辺さんの強烈な存在感と血肉になった言葉で、しなやかに、様々な声と鏡像が響く舞台空間を生み出した。

浜辺さんが高校生だったとき、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」のメンバーが東九条にやってきた。その時。

■拡声器、怒声の響く公園

幼い頃から遊び場だった公園に、拡声器で「日本からたたき出せ!」などと怒声が響く。 (京都地検はその後、南区にあった京都朝鮮第一初級学校で2009年に在特会メンバーが押しかけ授業を妨害したとしてメンバーを起訴。民事では京都地裁が「在日朝鮮人に対する侮蔑的発言を多数伴い、人種差別」と認定、在特会メンバー側が敗訴した)

芝居「エコー」のせりふには、浜辺さんがその時に突きつけられた感情が反映されている。彼らの目に自分は在日だと映っているのだろう。「でも、日本人の私が怒っていいんやろか?」「腹が立っているんやけど、言葉が出えへんのや。怒れば怒るほど、何も知らなかった自分に返ってくる」

国という概念もなくコリアン文化に囲まれて育った浜辺さん。小学生になって市立小学校に設置されている民族学級に入りたいと言うと「日本人は入れません」と教員に告げられた衝撃が、在特会の事件と重なる。浜辺さん脚本の前作「エコー」では、こう語られた。

「周りの大人はそんなん理解してくれへん。あんたは在日、あんたは日本人って分けられる時があるやん…。自分の文化やと思っていたものが実は朝鮮から来たもので、でも私は日本人。しかもその二つが植民地支配した方とされた方。私はどの立場で何をしゃべったらいいのかって、アイデンティティーの崩壊や」

■沸き起こる感情とそれから フェンスに囲まれ

幼い日、フェンスを乗り越え、空き地に秘密基地を造り遊んだ。芝居「エコー」に登場する人物は「大人になったら越えられへん壁もあんねん」と語る。

浜辺さんは立命館大に進み、韓国に留学。地元だからかえって知らない、東九条の歴史も学び始めた。ひしめくように長屋が並ぶ戦後の東九条の写真、今はない鴨川河川敷のバラックの写真、住民運動、民族や立場を越えた祭り「東九条マダン」を立ち上げた住民たちの思いと連帯。「東九条の語り部に」「違いを認めて、一緒に生きていこうってすることの地域やからこそ、生まれる文化」。そのための場としての演劇という方法にたどり着いた。

引き裂かれては継ぎ、断ち切られては継いできた―第3回目となる九条劇「キルト」。タイトルには、国家や民族、地元への思いと、歴史を紡ぎ直すメッセージが込められている。(続きはソース)

9/2(月) 16:41配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00010003-kyt-l26

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