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【Brexit】英EU離脱、ロンドン遮断が招く欧州の金融混迷

1 :みつを ★:2017/07/20(木) 05:58:22.38 ID:CAP_USER9.net
http://jp.mobile.reuters.com/article/idJPKBN1A407V

[ロンドン/ベルガモ(イタリア) 12日 ロイター] - 多くの多国籍企業と同様、イタリアのエンジニアリング企業ブレンボにとっても、金融業務の拠点はロンドンだ。アルプスの近くに本拠を置くブレンボは、F1レーシングカーやオートバイで使われるブレーキを製造し、70カ国で販売している。

毎年、同社の銀行口座に出入りする金額は数億ユーロにも達する。こうした資金の流れの中心となっているのがロンドンである。

だが、英国が欧州連合(EU)離脱の準備を進めるなかで、同社は、銀行関連業務の拠点をフランクフルトに移す必要が生じるかもしれない。ロンドンが提供する金融サービスに関して規定もないままにブレグジットが実施されれば、ロンドンの銀行や、ファンド、保険会社は、そのサービスの多くを欧州企業へ提供できなくなるだろう。

こうした混乱は、ロンドンだけでなく、欧州にも打撃を与えると銀行や企業関係者は警鐘を鳴らす。こうした変化により、欧州企業向けの銀行コストが上昇せざるを得ない、と金融機関は指摘。ただし、そのコスト増を負担するのが、銀行側か顧客側かは、まだはっきりしない。

「最終的には、ブレンボにとっての問題ではなく、われわれの銀行が悩むことになるだろう」とブレンボのマッテオ・ティラボスキ執行副社長はロイターに語った。「われわれは現在と同じサービスを、同じコストで受けられるものと期待している」

ブレンボのメインバンク、シティグループからはコメントを得られなかった。

英国内外の銀行幹部、弁護士、学者、格付会社、ロビイストとのインタビューを通じて、ロンドン市場へのアクセスが潜在的に失われることによって、企業や消費者にもたらされる危険はどんなものか、その概要が浮かび上がってきた。

EUはロンドンのマネーを必要としているとイングランド銀行(英中銀)のマーク・カーニー総裁は断言する。同総裁は英国を「欧州にとっての投資銀行」と呼び、EUで発行されるすべての債券や証券の半分に、英国の金融機関が関与していると言う。

事業の「書き換え」コストは、その試算に大きな開きがあるものの、膨大な額になるだろう。

ボストン・コンサルティング・グループの調査によれば、欧州統一市場へのアクセスを維持するために、投資銀行がEUに新たな拠点を設立する場合、EU関連コストは8─22%増える可能性があるという。

JPモルガンによる別の調査では、欧米大手8行が、ブレグジットによって資本市場業務をロンドンから移さなければならない場合、今後5年間で総額75億ドル(約8400億円)の費用が発生すると試算している。これらの銀行のグローバルな年間費用の平均2%に相当するコストだという。

銀行側は、こうした追加コストの大半は、結局のところ、顧客に転嫁されることになるという。

「生産コストが上昇した場合、最終的に、われわれのコストの多くは顧客側に転嫁されることになる」とゴールドマンサックス欧州部門で最高経営責任者(CEO)を務めるリチャード・グノッド氏は語る。「流動性プールの細分化、資本ベースの細分化が始まれば、すぐに効率が低下し、コストが上昇する可能性がある」
(リンク先に続きあり)

2017年 7月 19日 7:11 PM JST

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