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【病気】人やネコなどに寄生する病原性寄生虫トキソプラズマに感染すると記憶障害 心の病に?

108 :名無しさん@1周年:2016/09/29(木) 08:46:20.75 ID:I7TpODDM0.net
2009年に、スウェーデンの研究チームがナゾを解くカギを発見した。
トキソプラズマのDNAを解析した結果、ドーパミンの合成に関係する遺伝子が含まれていることを突きとめた。
体内に寄生した原虫は、白血球を乗っ取ってやすやすと脳に侵入し、ドーパミンの分泌をうながす。
これは、ネズミや人間の恐怖感や不安感を鈍らせる神経伝達物質である。トキソプラズマが寄生したネズミは、
ドーパミンのはたらきで「威勢よくなって」をネコ怖れなくなったというのだ。

ドーパミンの役割は、興奮作用のほかに、行動を起す場合の動機づけとして分泌されることも明らかになってきた。
人は無意識のうちに行動を起しているようでも、それぞれの状況でどの行動が必要か判断して動く。このときに、脳内でドーパミンが分泌されるのだ。

カレル大学のグループは、チェコ、英国、米国の男女394人を対象に、トキソプラズマに感染した人の性格の変化を調べた。
その結果、感染した女性は社交的で世話好きになり、男性関係も活発になったという。一方、男性は男性ホルモンの一種テストステロンの分泌量が増えた。

男性の場合、ドーパミンによって独断的、反社会的な性格になり、猜疑心や嫉妬心が強まって、
犯罪や規則違反、危険行為などにも良心の呵責をあまり感じなくなる傾向が強まるといわれる。

また感染すると、反射神経がにぶくなるのと同時にリスクを恐れなくなり、感染者は交通事故に遭う危険性が2.6倍になるという調査もある。
フレグルは「世界の交通事故死者のうち、100万人はトキソプラズマが原因ではないか」ともいう。

「演技性パーソナリティ障害」もドーパミンと関係があるらしい。
まわりから注目されないとストレスがたまり、自己破壊的な行動や他人に挑発的な行動をとったりする精神疾患だ。
「統合失調症」はドーパミンの異常分泌がかかわっているとする論文も発表されている。

もっとも新しいテーマは自殺との関係だ。ミシガン大学准教授のリーナ・ブランディンらは、2012年の「精神臨床医学誌」に
「トキソプラズマ感染者の自殺率は非感染者の7倍になる」というショッキングな疫学調査の結果を発表した。
デンマークで4万5788人の女性を対象に行った研究によると、トキソプラズマに感染した女性は感染していない女性と比べて
自殺を試みる割合が1.5倍高かった。トキソプラズマ抗体のレベルが高いほど、自殺のリスクも高まるという。この理由については、まだ結論がでていない。

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