2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【論説】アイデア力を磨きたければ、「天声人語」より「刑法」を書き写そう [10/16]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/10/16(金) 05:43:02.35 ID:???
★アイデア力を磨きたければ、「天声人語」より「刑法」を書き写そう
【第18回】 2015年10月15日 津田 久資

あなたはこれまで英和辞典を引いた回数と、国語辞典を引いた回数、どちらが多いだろうか?

すると、9割以上の人が「英和辞典」と答える。
それは日本語というものに対して意識が向かっていないからだ。

僕たちは母語である日本語を当たり前のものとして受け入れていて、
ほとんどの単語の境界線を曖昧なままに放置している。本当に言葉の力を高めたいのであれば、
国語辞典を引く習慣を身につけることはおすすめである。

三島由紀夫には、幼少時代から辞書を読んでいたという有名なエピソードがある。
外国語に初めて触れるときのように、もう一度、それぞれの言葉の境界線を見つめ直してみよう。

言葉に対する意識を高めるといっても、そもそも頭の中に正しい言葉や論理が入っていなければ、
言葉や筋道がいい加減でもそれに気づけない。
文章が論理的かどうかを判断するためには、まず自分の中に論理的な文章をインプットする必要がある。

そのためにおすすめの方法が、論理的な文章を「書き写す」ことである。
とはいえ、どんな文章がいいかということになるとなかなか難しい。

たとえば、「朝日新聞」の「天声人語」を書き写すノートが発売されているようだが、
あれはそもそも論理的であることを目指した文章とは言えない。

「国語」の教科書にも論理的と言えない文章がけっこう入っているので注意が必要だ。
教科書を写すのであれば、因果関係や事実を羅列している「社会」の教科書から、
興味がある分野を選ぶといいだろう。

僕が実際にやったのは「刑法」の文章である。法律の文章というのは、
ある意味では論理のかたまりである。

もちろん、法律によって言葉(境界線)の解像度には差があって、
たとえば日本国憲法ではさまざまな解釈を許すような、かなり緩やかな表現が多用されている。

一方、「あなたは死刑だ。なぜならば……」という具合に論理だけで
人を殺せてしまう刑法の言葉には、極度の論理性が求められている。

まずお断りしておくと、僕自身は灘高校・東大法学部の卒業生です。
学生時代はそこそこ勉強ができたし、「ひょっとして自分は頭がいいのかも……」
と思ったことが一度もないと言えば嘘になるかもしれません。

言うまでもないことですが、仕事が「できる」と勉強が「できる」は、まったく別です。

思えば、博報堂の入社試験の段階から、僕の敗北は始まっていました。

「キヨスクのおばちゃんに日本国憲法を読ませるセールストークを50文字以内で書け」

ペーパーテストでこんな問題が出されたのを覚えています。

自分の解答にそれなりの手応えを感じていた僕は、入社後の飲み会で人事担当の方に
「あの解答、どうでしたか?」と尋ねたのです。

すると、人事の彼は「ああ、あれね。0点」とだけ言いました。

それ以来、「なぜ自分が負けたのか?」「なぜ相手が勝ったのか?」を考える機会が、
僕には幾度となくありました。

その問いをずっと考えてきた僕が、自分なりにたどり着いた結論が、
拙著『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか』のサブタイトルにもなっている「論理思考のシンプルな本質」です。

学歴の壁を突破してライバルに勝ちたいという人、そして、学力はあるのに仕事で敗北を
味わい続けている(かつての僕自身のような)人に役立つことを、この一冊に凝縮しました。

(抜粋。全文はソースで)

http://diamond.jp/articles/-/79937

総レス数 1
4 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200